この記事では、MakeCode for Minecraftのチュートリアル「Billboard」について解説します。
このチュートリアルでは、ブロックで文字を描き看板を作ります。
「Billboard」とは英語で「看板」という意味です。
ちょっと短い内容だったので、「文字を描く」ブロックの「描き始める場所」と「描く方向」についても解説しました。
ブロックで文字を描く
1.「最初だけ」ブロックを消す。
2.「チャットコマンドを入力した時」ブロックの”run”を”print”に変更する。
3.ブロックカテゴリーにある「文字を描く」ブロックを出し、「チャットコマンドを入力した時」ブロックの中に「文字を描く」ブロックを配置する。
4.「文字を描く」ブロックの”HELLO”を自分の名前(ローマ字)に、草ブロックをTNTに変更する。
できたら、マイクラの画面にもどって実行してみましょう。
5.「開始」ボタンをおしてから、マイクラの画面にもどる。
6.「T」キーをおして、チャット画面を開く。
7.print と入力し、「Enter」キーをおして実行する。
プレイヤーのいた位置に自分の名前が配置されました。
ブロックを置いて文字を描きます。
・文字を描く :ブロックで描く文字
・次のブロックで:文字を描くブロックの種類
・描き始める場所:文字を描き始める場所の座標
・描く方向 :文字を描く方向
「文字を描く」ブロックについて
チュートリアルは、プレイヤーのいた位置に名前を配置して終わりですが、もう少しくわしく「文字を描く」ブロックについて解説します。
描き始める場所を指定する
「文字を描く」ブロックでは、描き始める場所に座標を指定することで、好きな場所に文字を描くことができます。
座標を ~10 ~5 ~15 にして、マイクラで実行してみましょう。
プレイヤーから東に10ブロック、南に15ブロック、上に5ブロックはなれた位置に文字が配置されます。
マイクラでは座標を使って場所を指定する
マイクラでは、場所を指定するために座標を使います。
座標とは、とある位置を指定するための数字の組み合わせのこと。
マイクラの世界では、x,y,zの3つの座標軸があります。
- x軸 … 東西の方向(東がプラス)
- y軸 … 上下の方向(上がプラス)
- z軸 … 南北の方向(南がプラス)
また、絶対座標と相対座標があり、基準になる場所がちがいます。
- 絶対座標 … 原点(x=0,y=0,z=0)からどれだけはなれているか
- 相対座標… コマンドを実行した位置からどれだけはなれているか
~(チルダ)の記号は、相対座標であるという意味です。
絶対座標を使いたい場合は、ポジションカテゴリーにある「ワールド0 0 0」というブロックを描き始める場所にはめましょう。
絶対座標で場所を指定すると、どこで実行しても座標で指定した同じ位置に文字が配置されます。
座標については、「コマンドを使う上で知っておきたい座標の見かた」でもくわしく解説しています。よかったら参考にしてみてください。
描く方向を指定する
「文字を描く」ブロックの描く方向を指定すると、好きな方向に文字を描くことができます。
描く方向を「北(Zのマイナス方向)」にして実行してみましょう。
さっきとちがう方向に文字が配置されましたか?
まとめ
チュートリアル「Billboard」について紹介しました。
今回使用したブロック
- 「文字を描く」ブロック
指定した場所に選んだブロックを置いて文字を描きます。