この記事では、MakeCode for Minecraftのチュートリアル「Lava Tower」について解説します。
「Lava Tower」では、溶岩を上からたらし、その上から水をかけ、溶岩を冷やして塔を作ります。
LLavaは溶岩、Towerは塔という意味です。
今回使用する一時停止のブロックは、Scratch(スクラッチ)の「〇秒待つ」ブロックと同じで、他のプログラミングツールでもよく使う機能です。
ミリ秒の単位と一緒に使い方を覚えましょう。
溶岩の塔の作り方
以下の手順で溶岩の塔を作ります。
- 溶岩を上からたらす
- その上から水をかけて冷やす
- 水源を取りのぞく
溶岩や水は上から下へ流れ落ちるという性質と、溶岩流を水で冷やすと丸石になるという性質を利用しています。
溶岩を上からたらす
1.「最初だけ」ブロックを消す。
2.「チャットコマンドを入力した時」ブロックの”run”を”tower”に変更する。
3.ブロックカテゴリーにある「ブロックを(座標)の地点に置く」ブロックを出し、「チャットコマンドを入力した時」ブロックの中に配置する。
4.溶岩を20ブロック上に置くようにする。
- 「草ブロック」を「溶岩」に変更する。
- ブロックを置く場所を「~5 ~20 ~0」にする。
一見すると「~0 ~20 ~0」でよさそうなのですが、それだとプレイヤーの頭上に溶岩が落ちてきます!あぶないので、プレイヤーから少しはなれた場所にしましょう。
お手本では「~5 ~20 ~0」になっています。
座標について
マイクラでは、場所を指定するために座標を使います。
左から順にx,y,zの3つの座標軸があります。
- x軸 … 東西の方向(東がプラス)
- y軸 … 上下の方向(上がプラス)
- z軸 … 南北の方向(南がプラス)
~(チルダ)の記号は、相対座標であるという意味です。コマンドを実行した位置から、どれだけはなれているかを示しています。
座標については「コマンドを使う上で知っておきたい座標の見かた」でくわしく解説しています。
よかったら参考にしてみてください。
溶岩を冷やす水を流す
流れる溶岩を冷やすための水を追加ましょう。
溶岩が地面に流れつくまでの時間を確保したいので、水をとても高い位置に置くようにします。
5.ブロックカテゴリーにある「ブロックを(座標)の地点に置く」ブロックを出し、溶岩を置くブロックの下に配置する。
6.水を135ブロック上に置くようにする。
x軸とz軸は溶岩と同じ位置にしましょう。
水を取りのぞく
このままだと水が流れっぱなしになるので、水源を空気に置きかえて水を取りのぞきます。
少し時間をおき、水が流れはじめてから、空気に置きかえましょう。
7.ループカテゴリーにある「一時停止(ミリ秒)」ブロックを出し、水を置くブロックの下に配置する。
8.「一時停止(ミリ秒)」ブロックの100を1000(=1秒)にする。
指定された時間(ミリ秒単位)、一時停止します。1ミリ秒は1,000分の1秒です。
8.ブロックカテゴリーにある「ブロックを(座標)の地点に置く」ブロックを出し、「一時停止(ミリ秒)」ブロックの下に配置する。
9.空気を水と同じ場所に置くようにする。
マイクラで実行してみよう!
できたら、マイクラにもどって実行してみましょう。
溶岩を使うので、燃えたら困るものが周りにない場所で実行してくださいね。
- 「開始」ボタンをおしてから、マイクラの画面にもどる。
- 「T」キーをおして、チャット画面を開く。
- tower と入力して、「Enter」キーで実行する。
水が空気に置きかわるまで、動かないようにしてください。
溶岩と水が流れてきて…
水が溶岩を冷やして…
塔が完成!
まとめ
チュートリアル「Lava Tower」について紹介しました。
今回使用した新しいブロック
- 一時停止(ミリ秒)ブロック
指定された時間(ミリ秒単位)、一時停止します。
1ミリ秒は1,000分の1秒です。
一時停止のブロックはScratch(スクラッチ)の「〇秒待つ」と同じ機能です。
ミリ秒という単位も覚えておきましょう。