ビスケット(Viscuit)でプログラミング～割れたメガネ編～

ビスケット(Viscuit)の作品を色々みていると、とても複雑ふくざつそうなゲームを見かけることがあります。

どうやっているのだろう？と調べてみると、割われたメガネというものを使っていることが分かりました。

なにそのウラワザみたいな機能きのう！？

さっそく、割われたメガネを使ってプログラムを作ってみることにしました。

この記事では、「割われたメガネ」で出来ることと使い方を紹介しょうかいします。

ビスケットが初はじめての人は、下の記事から読んでくださいね。

ビスケットの「割れたメガネ」とは

ビスケットの割われたメガネとは、レンズ部分が上下2つ以上いじょうに分かれているメガネのことです。

2つに割われたメガネは、上半分は白、下半分はグレーです。左側ひだりがわの白いエリアの状態じょうたいかつグレーのエリアの状態じょうたいだっとき、右側みぎがわの状態じょうたいに変化へんかします。

このとき、上部分と下部分の位置いちは関係かんけいなく判断はんだんされます。

むずかしい言葉でいうと、メガネの上下は論理積ろんりせき（AND）でつながっている状態じょうたいです。

論理積ろんりせき(AND)については、「論理演算ろんりえんざん（かつ・または・ではない）とは？スクラッチ(Scratch)を使って解説かいせつ」でくわしく解説かいせつしているので、興味きょうみのある人は読んでみてください。

言葉で説明せつめいしただけだと分かりづらいと思います。

割われたメガネの使い方の後に、割われたメガネを使ったプログラムを紹介しょうかいするので、実際じっさいに使ってみて感覚かんかくをつかんでみてくださいね。

 

「割れたメガネ」の使い方

※割われたメガネは、上級者向けのステージで使える機能きのうです。

タブレットは真ん中の矢じるしを長おし

 

画像がぞうの一番下のメガネの命令めいれいの意味は、

 

パソコンは、矢じるしを長おし→〇ボタン

パソコンの人は、矢じるしを長おししたら表示ひょうじされる〇ボタンをおしてください。

メガネをちょっと動かすと、メガネの下にレンズが1組出てきてレンズが2組になります。

もう一度矢じるしを長おし→〇ボタン→メガネを少し動かすで、メガネの下にフチなしのレンズがもう1組出てきてレンズが3組になります。

 

割れたメガネを使ったプログラム

百聞は一見にしかず、プログラムを作って動きをみてみましょう。

部品と配置

• 電球（オン）×3コ（①用、②用、③用）
• 電球（オフ）×3コ（①用、②用、③用）
• スイッチ（オン）×4色
• スイッチ（オフ）×4色

 

メガネ

ふつうのメガネ

 

2分割の割れたメガネ

 

3分割の割れたメガネ

 

スイッチのオン／オフ

 

プログラムの解説

①～③それぞれスイッチがあり、1マス上とはなれた場所、2かしょに電球があります。

を使って動かしてみます。

 

ふつうのメガネ・・・①

メガネ

 

結果

スイッチをおすと、1マス上の電球はつきますが、はなれた電球はつきません。

 

2分割のメガネ・・・②

メガネ

 

結果

スイッチをおすと、1マス上の電球とはなれた電球両方つきました。

 

3分割のメガネ・・・③

メガネ

 

結果

むらさきと赤、両方のスイッチをオンにすると、1マス上の電球とはなれた電球、両方つきました。

 

また、どちらかのスイッチがオンでも、もう片方かたほうがオフの場合電球はつきません。

これは、メガネの分かれたエリアが論理積ろんりせき（AND）でつながっているからです。

メガネの左側ひだりがわの全てのエリアの条件じょうけんを満みたしたとき、右側みぎがわの状態じょうたいに変化へんかします。

 

割れたメガネのまとめ

言葉の説明せつめいだけだと分かりにくいと思います。

実際じっさいに割われたメガネを使ってみて、イロイロと試ためしてみてくださいね。