【スクラッチ（Scratch）】乱数を使ってみよう！

この記事では、スクラッチ（Scratch）の「1～10までの乱数らんすう」ブロックの使い方を紹介しょうかいします。

乱数らんすうとは、ある範囲はんいの数値すうちから、ランダムに取り出した数値すうちのこと。

「1～10までの乱数らんすう」ブロックは、ゲームを作るときなど使う機会きかいがとても多いブロックです。

という方向け。

かんたんなプログラムを例れいにあげながら紹介しょうかいします。

変数へんすうとリストが分かる前提ぜんていで解説かいせつします。変数へんすうやリストって何？という方は下の記事を先に読んでくださいね。

また、スクラッチがはじめての方は、下の記事からごらんください。

乱数とは

乱数らんすうとは、ある範囲はんいの数値すうちから、ランダムに取り出した数値すうちのこと。

ランダムは、きまりがなくデタラメということです。

では、スクラッチで乱数らんすうを使ってみましょう。

演算えんざんカテゴリにある「1～10までの乱数らんすう」ブロックを使います。

1～10の部分に一番小さな数と一番大きな数を入れ、一番小さな数から一番大きな数までのランダムな数値すうちを作り出します。

範囲はんいに指定した数値すうちが小数だった場合、小数が返ってきます。

Ghostのスプライトを使っています。

「コスチュームを()にする」ブロックで指定した値あたいは、コスチューム一覧いちらんの番号と対応たいおうしたコスチュームになります。

座標（ざひょう）とは、とある位置いちを指定するための、数字の組み合わせのことです。

スクラッチではステージ上の位置いちを、x座標ざひょう（左右）とy座標ざひょう（上下）2つの座標ざひょうを使って表します。

座標ざひょうを乱数らんすうにすれば、ランダムな場所にスプライトを表示ひょうじさせることができます。

あらかじめリストを作って、項目こうもくを10個こ追加ついかしています。

「1～10までの乱数らんすう」の10の部分を「リストの長さ」ブロックにすると、リストの項目数こうもくすうに合わせた乱数らんすうを作ることができます。

リストの項目数こうもくすうによってプログラムを変かえなくてすみますね。

クイズの出題やビンゴの番号を出すときなど、ダブらないでランダムに値あたいを1回ずつ出したいときってありますよね。

リストの項目こうもくをランダムにならび変かえ、ならび変かえたリストの項目こうもくを順番じゅんばんに参照さんしょうする方法ほうほうを紹介しょうかいします。

まずハタが押おされたとき、リストの項目こうもくをランダムにならび変かえます。

あらかじめリストを作って、表示ひょうじさせたい値あたいを10個こ追加ついかしています。

変数へんすう「そえじ」、「らんすう」、「たいひ」を作ります。役割やくわりは下のとおりです。

そえじ　：
（ハタが押おされたとき）リストのならびかわっていない項目こうもくの最後さいごを表す。
（このスプライトが押おされたとき）リストの項目こうもくを順番じゅんばんに表示ひょうじするときの添字そえじ。
らんすう：取得しゅとくした乱数らんすうを保存ほぞん。
乱数らんすうブロックは実行するたびに、値あたいが変かわってしまうので変数へんすうに保存ほぞんします。
たいひ　：リストの項目こうもくを入れかえる時に使う。