【子ども向け】検索エンジンのしくみ:ブラウザとのちがいも解説

インターネットを使うときにかせない「検索けんさくエンジン」と「ブラウザ」。この二つの道具はどのようにしてわたしたちの生活を便利べんりにしているのでしょうか?

この記事では、検索けんさくエンジンとブラウザのちがいから基本的きほんてきな仕組みまで、小学生でもわかりやすく解説かいせつします。

さらに、検索けんさくエンジンがどのように情報じょうほうを集めて検索けんさく結果けっか表示ひょうじするのか、その裏側うらがわさぐってみましょう。

正しい情報じょうほう見極みきわめるポイントも紹介しょうかいするので、ぜひ最後さいごまで読んでみてください。

親子で楽しく学びながら、インターネットを活用しましょう!

 

スポンサーリンク

検索エンジンとブラウザのちがい

パソコン(google)

インターネットを利用りようする時に「ブラウザ」と「検索けんさくエンジン」という言葉をよく聞きますが、そのちがいを理解りかいしている人は少ないかもしれません。

かんたんに言うと、ブラウザはインターネットの情報じょうほうを「見る」ための道具で、検索けんさくエンジンはインターネットで情報じょうほうを「さがす」ための道具です。

 

ブラウザはインターネットを見るためのソフト

ブラウザとは、インターネット上のWebページを見るためのソフトウェアです。

今、このページを見ているソフトもブラウザです。

代表的だいひょうてきなブラウザには「Chrome」や「Safari」、「Edge」などさまざまなものがあります。

 

検索エンジンは情報を探すためのシステム

検索(けんさく)エンジンは、情報じょうほうさがすための便利べんりなツール

キーワードを入力にゅうりょくすると、インターネットじょうにあるたくさんのウェブページから関係かんけいのあるページをさがしてくれるシステムです。

代表的な検索エンジンには、「Google」や「Yahoo!」、「Bing」などがあります。

他にもたくさんの検索けんさくエンジンがありますが、日本国内ではこの3つの検索けんさくエンジンが大きなシェアをしめています。

 

検索エンジン(ロボット型)のしくみ

ロボット型の検索エンジンのしくみ

GoogleやYahoo!で導入どうにゅうされているロボットがた検索けんさくエンジンのしくみについて解説かいせつします。

  1. クローラーがウェブページの情報じょうほうを集める(クローリング)
  2. 集めた情報じょうほうをデータベースに登録とうろくする(インデックス)
  3. 登録とうろくされた情報じょうほうを元に検索結果けんさくけっか表示ひょうじする

 

クローラーがウェブページの情報を集める(クローリング)

まず、データベースに登録とうろくするウェブページの情報じょうほうを集めます。

検索けんさくエンジンは、クローラーばれるロボット(プログラム)を使って、インターネット上にあるウェブページの情報じょうほうを集めています。

クローラーは、ウェブページにあるリンクをたどって、新しいページや更新こうしんされたページをさがすことからスパイダーとも言われています。

リンクとは、文字や画像がぞうなどをクリックして同じページのべつの場所や、他のページへ移動いどうできるようにしたものです。

 

集めた情報をデータベースに登録する(インデックス)

クローラーが集めてきた情報じょうほうは、検索けんさくエンジンのデータベースに登録とうろくされます。

データベースとは、たくさんのデータをコンピューターであつかいやすいように整理し記憶きおくしたものです。

 

検索結果を表示する

検索けんさくエンジンにキーワードを入力すると、データベースに登録とうろくされた情報じょうほうの中からキーワードと関係かんけいのあるページのリストを返します。

リストの順番じゅんばん検索けんさくアルゴリズムによって決まり、検索けんさくした人の役に立ちそうなページからじゅん表示ひょうじしています。

アルゴリズムとは問題を解決かいけつするための手順てじゅんや計算方法ほうほうのことです。
スポンサーリンク

上位にあるページの情報が正しいとはかぎらない

検索結果けんさくけっか上位じょういにあるページは、正しいことが書いてあるのでしょうか?

検索エンジンはそれっぽいページを出しているだけ

検索けんさくエンジンは、情報じょうほうの正しい・まちがっている、いいこと・悪いことの判断はんだんはできません。

文章の意味を正しく理解りかいできないのです。

キーワードと関係かんけいのある役に立ちそうなページを表示ひょうじしてくれているのにすぎません。

なので、検索けんさくした人が情報じょうほうが正しいか判断はんだんする必要ひつようがあります。

 

正しい情報か判断するポイント

正しい情報じょうほう判断はんだんするポイントは、

  • だれが書いているのか分からない情報じょうほう基本的きほんてきしんじない
    友だちから発信はっしんされた情報じょうほうでも、情報源じょうほうげん確認かくにんしましょう!
     
  • ほかのメディア(新聞、テレビ、ニュースサイトなど)も見てみる
     
  • 情報じょうほう種類しゅるい(事実、意見や感想、広告こうこく)を区別くべつする
     
  • 記事や動画のタイトルだけで判断はんだんしない(つりかも?)
    「~らしい」「~と思われる」「~か!?」のような表現ひょうげんに注意!

分かっていても見分けるのはむずかしいです。

日ごろから親子で気になった記事やSNSの投こうを読みあって、正しい情報じょうほうなのか考えるクセをつけるようにしてくださいね。

子供が安全にインターネットを閲覧するために。検索のコツと教えておくべきこと」では、検索けんさくのコツや安全にネットを見るために知っておきたいことをまとめています。よかったらあわせて読んでみてください。

 

まとめ

検索けんさくエンジンのしくみについて解説かいせつしました。

  • 検索(けんさく)エンジンは、
    キーワードを入力すると、インターネット上にあるたくさんのウェブページから
    関係かんけいのあるページをさがしてくれるシステム。
     
  • ロボットがた検索けんさくエンジンのしくみ
    1.クローラーがウェブページの情報じょうほうを集める
    2.集めた情報じょうほうをデータベースに登録とうろくする
    3.登録とうろくされた情報じょうほうを元に検索結果けんさくけっか表示ひょうじする
     
  • 検索けんさくエンジンは、役に立ちそうなページを表示ひょうじしてくれるだけ。
    検索結果けんさくけっか上位じょういにあるページの情報じょうほうが正しいとはかぎらない。
     
  • 検索けんさくした人が情報じょうほうが正しいか判断はんだんしよう!

 

【子ども向け】インターネットのしくみを分かりやすく解説かいせつ」では、インターネットの基本的きほんてきな仕組みや、Webページがどのようにして表示ひょうじされるのかを解説かいせつしています。あわせて読むと、より理解りかいが深まると思います。

 

\【PR】図をながめるだけでも理解が進みます!/
タイトルとURLをコピーしました