スクラッチでゲームを作っていると、
「スコアを保存したい!」
「ランキングを作りたい!」
と思うことがありますよね。
でも、ふつうの変数を使っていると、ゲームを止めたり ページを閉じたりしたときに、スコアはリセットされてしまいます。
そこで使うのがクラウド変数。
クラウド変数を使うと、スコアをインターネット上に保存できるようになります。
ただし、この機能は だれでも すぐに使えるわけではありません。
この記事では、
を、小学生向けに解説します。
変数って何?という人は、下の記事からごらんください。
クラウド変数とは?
クラウド変数は、インターネットにデータを保存できる特別な変数です。
ふつうの変数は、ゲームを止めたりページを閉じたりするとデータが消えてしまいます。
一方、クラウド変数を使うと、ページを閉じてもデータが消えません。
そのため、世界中のスクラッチユーザーと同じデータを共有できます。
たとえば、
- ハイスコアを保存する
- ランキングを作る
- プレイ回数を記録する
といったことが できるようになります。
ゲームを「一人だけのもの」から「みんなで遊べるもの」にできるのがスゴイところです。
クラウド変数が使えない理由
クラウド変数を使おうとしても、使えない場合があります。
これは、あなたのアカウントが クラウド変数を使える状態になっていないからです。
クラウド変数は だれでも すぐに使えるわけではなく、「Scratcher(スクラッチャー)」になった人だけが使えるようになっています。
Scratcher(スクラッチャー)とは?
Scratcher(スクラッチャー)とは、スクラッチやスクラッチのオンラインコミュニティのことをしっかり理解している人に対して、スクラッチチームからあたえられるステータスです。
ステータスはプロフィールページのスクラッチ名の下に表示されます。
アカウントを作ったばかりの人は「New Scratcher」になっています。
Scratcherになるとできること
Scratcherになると、以下のようなことができるようになります。
- クラウド変数が使える
- コメントやフォーラムに設けられている制限が解除される
- スタジオが作れる
Scratcherになる条件
では、どうすればScratcherになれるのでしょうか?
実は、くわしい条件は公開されていません。
Scratch公式サイトの「よくある質問」には、次のように書かれています。
“Scratcher”になるには、プロジェクトを作成して、共有したり、他のScratcherのプロジェクトに役に立つコメントをして、忍耐強くお待ちください!
つまり、
- 作品を作って公開する
- ほかの人の作品に関わる
といった活動を続けていれば、そのうちメッセージが届くはずです。
Scratcherになる条件を満たすと、Scratchチームからメッセージが届きます。
メッセージボックスを開き、「Scratcherに招待されました!」の「もっと知る!」をクリックすると、招待画面が表示されます。
招待画面では、「Scratcherとは何か」や「どんなことに気をつけるのか」が説明されています。
大切な内容なので、しっかり読んでから進めましょう。
最後のページで「賛成!」をクリックすると、Scratcherの仲間入りです!
ちなみに、私の場合は、
- 共有したプロジェクト:4つ
- 他の作品にいいね:いくつか
という状態で 招待メッセージが届きました。
フォーラムやコメント投稿はしていません。
作品づくりを楽しみながら、気長にメッセージを待ちましょう。
クラウド変数の使い方
クラウド変数は、変数を作るときに設定します。
- 「変数」カテゴリを選ぶ
- 「変数を作る」をクリック
- 名前を決める
- 「クラウド変数(サーバーに保存)」にチェックを入れる
- 「OK」をクリック
作成すると、変数の名前の前に「☁(雲のマーク)」がつきます。
雲のマークが クラウド変数の目印です。
基本的に ふつうの変数と同じ使い方でOKですが、いくつか注意点があります。
- 保存できるのは数字だけ
- 1プロジェクトにつき最大10個まで
- 自動的に「すべてのスプライト用」になる
- すべてのスプライト用(グローバル変数):すべてのスプライトで使える
- このスプライトのみ(ローカル変数):この変数を作ったスプライトだけで使える
グローバル変数とローカル変数のちがいは、「【スクラッチ(Scratch)】クローンを使ってみよう!」でくわしく紹介しています。興味があったら読んでみてくださいね。
クラウド変数を使った例
クラウド変数を使うと、いろいろなことができます。
ここでは、よく使われる3つの例を紹介します。
- プレイ回数を数える
- ハイスコアを保存する
- ランキングを作る
まずは、プレイ回数やハイスコアを保存するところからチャレンジしてみるのがおすすめです。
プレイ回数を数える
ゲームがスタートしたときに、クラウド変数の数値を1増やすことで、プレイ回数を数えることができます。
こうすることで、「このゲームが何回遊ばれたか」がわかります。
ハイスコアを保存する
ゲームが終わったときに、今のスコアとこれまでの最高スコアを比べて、高ければクラウド変数を書きかえます。
これで、ページを閉じても最高スコアが残るようになります。
ランキング
クラウド変数を使うと、ランキングのようなしくみも作れます。
新しいスコアが出たら、上の順位から順番にくらべていき、スコアのほうが高ければ順位を書きかえます。
これで、高い順に並んだランキングになります。
クラウド変数の値の変化をみる
クラウド変数の値の変化は、クラウドモニターで確認することができます。
プロジェクトページのお気に入りボタン下にある「データを見る」ボタンから見られます。
まとめ
クラウド変数はインターネットに保存できる特別な変数。
スコアを保存したり、ランキングを作ったりできます。
スクラッチで本格的なゲームを作りたいときに、とても便利な機能です。
- 使うにはScratcherになる必要がある
- 使い方は基本的にふつうの変数と同じ
- ただし数字しか使えないなどの制限がある
というポイントをおさえておきましょう。
最後に、クラウド変数を使ったプログラム「じゃんけんゲーム」を作ってみました。
最高連勝回数をクラウド変数を使って記録しています。よかったら遊んでみてくださいね!













