小学生向けタイピング検定で学習効率アップ!おすすめ3選

小学生のお子さんがプログラミング学習を始める際に、タイピングスキルは欠かせません。

タイピングが速く正確であれば、プログラミングの学習効率がアップし、より高度なプログラミングに挑戦できるようになります。

また、タイピングは文字を打つだけでなく、文章を形成する思考力や創造力を養ううえでも重要なスキルです。

この記事では、小学生におすすめのタイピング検定を3つ紹介します。

中でも、タイピング技能検定 イータイピング・マスターがおすすめです。

タイピング検定を受けると、タイピングスキルを客観的に評価することができ、モチベーションアップや自己肯定感の向上にもつながります。

※受験料などの金額は2023年9月時点のものです。

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タイピング検定を受けるメリット

小学生がタイピング検定試験をに挑戦するメリットは、大きく分けて3つあります。

 

タイピング練習のモチベーションが向上する

タイピングの練習は、毎日コツコツ練習することが必要です。しかし、タイピングの練習は単調であきてしまいます。大人でも継続して続けるのは難しいです。

そこで、タイピング検定という明確な目標を設定します。目指すべきレベルが具体的になることで、タイピングの練習に対するモチベーションを維持できます。

また、検定合格の達成できた時の達成感が、さらにタイピング練習の意欲を高めます。

 

現在のタイピングスキルを確認できる

タイピングを練習していくうえで、自分のタイピングスキルを把握することは大切です。

タイピングスキルが客観的に評価される検定を積極的に受けることで、現在のタイピングスキルがどのレベルにあるのか確認できます。

 

自信につながり自己肯定感が上がる

タイピング検定で自身のタイピングスキルが評価されることにより、達成感を得ることができます。

また、検定合格が自信につながり、自己肯定感が向上します。

 

小学生に必要なタイピングのレベル

小学生に必要なタイピングスキルは、文部科学省「教育の情報化に関する手引」検討案によると、10分間に200文字程度の文字が入力できるレベルが求められています。

  • 小学校中学年:タッチタイプで自分の名前や短い文章を入力できる。
  • 小学校高学年:10分間に200文字程度の文字が入力できる。

10分間に200文字程度ということは、3秒に1文字。ゆっくりタッチタイピングができるレベルであれば問題ありません

小学校ではテキスト入力を必要としない「ビジュアルプログラミング」を使った授業が主流です。

しかし、中学校や高校のプログラミング教育では「テキストプログラミング」で文字を入力する可能性があり、10分間に200文字以上の文字が入力できることが前提で授業が進みます。

タイピングスキル不足でつまずくことが無いようにしたいところです。

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小学生におすすめのタイピング検定

小学生から挑戦できるタイピング検定を3つ紹介します。

中でも、タイピング技能検定 イータイピング・マスターがおすすめです。

理由は、問題の漢字にふりがながついていて、自宅のパソコンからも受験可能。無料で模擬試験を受けられるので、対策しやすいからです。

また、「文章入力スピード認定試験」と「ビジネスキーボード」についても紹介します。

 

タイピング技能検定イータイピング・マスター

タイピング技能検定 模擬試験画面

タイピング技能検定イータイピング・マスターは、日本最大級のタイピング練習サービスを開発・運営するイータイピング社が実施する検定試験です。

受験者の13.12%が中学生以下。小中学生の受験者も多いです。

自宅のパソコンからも受験できるので、使い慣れた環境で試験を受けられるのが◎。

また、問題の漢字によみがながついているので、小学生でも安心して受けられます。

レベルは8級から特急まで9段階です。

単キーカナ単語短文長文受験料(税込)
特急5,500円
1級5,500円
2級5,500円
3級5,500円
4級3,850円
5級3,850円
6級2,750円
7級2,750円
8級無料

ローマ字入力を習得していく上で必要な能力を、3種類の試験科目で評価します。

試験科目の内容は以下のとおりです。

  • 単キー:表示されるアルファベットを正確に入力する
  • カナ :表示されるひらがなを正確にローマ字で入力する
  • 単語 :表示される簡単な単語を正確にローマ字で入力する
  • 短文 :一行の短い文章を正確に速くローマ字で入力する
  • 長文 :長い文章を正確に速くローマ字で入力する

まずは、タイピングの基本技能を身につけているとされる5級を目指すとよいと思います。

3級以上あればタイピングスキルは十分です。

 

公式サイトでは、各級の模擬試験を無料で受けられます。

2級と1級の模擬試験を受けてみました。

タイピング技能検定 模擬試験結果

1級は合格圏に届かず……。1級と特急は、毎日しっかり練習しないと合格は難しいかも。

 

キータッチ2000

キータッチ2000の練習問題

キータッチ2000は、日本商工会議所が主催する検定。ディスプレイ上に試験問題が表示され、カーソルが示す文字のキーを入力します。

アルファベットを入力するので、ローマ字を習う前の低学年の子でもチャレンジできます

受験料は1,570円(税込)です。

キータッチ2000は合格・不合格を判定するものではなく、入力できた文字数でタイピングスキルを証明し「技能認定証明書」が発行されます。

2,000字全ての入力を終えた人には「ゴールドホルダー認定書」が発行されるそうです。

 

なお、タイピング練習サイト「ナレッジタイピング」では、キータッチ2000の練習問題を無料で公開しています。キータッチ2000テストの実際の試験と同じ出題形式で練習できます。

練習問題に挑戦してみました。

キータッチ2000 練習問題

2,000文字には届かず。

10分間、脈略のないアルファベット(時々知っている英単語やローマ字が出てくる)をひたすら打ち続けるのは中々の苦行でした。集中力が続かない……。

 

タイピング検定

タイピング検定は、日本タイピング協会が主催する検定です。

日本語入力検定と、タッチタイプ検定の2種類があります。

タッチタイプ検定は、低学年の子が上級の試験を受験できるよう、問題によみがながついています

一方、日本語入力検定は漢字を読む力があることを前提に問題が作られています。

タッチタイプ検定のレベルは、8級~二段までの10段階です。

段・級問題文字数誤り数受験料(税込)
二段文章800文字5文字以内2,000円
初段文章650文字5文字以内2,000円
1級文章500文字4文字以内2,000円
2級文章400文字4文字以内2,000円
3級文章300文字4文字以内2,000円
4級文章200文字4文字以内2,000円
5級文章150文字3文字以内2,000円
6級文章100文字3文字以内無料
7級ひらがな120文字3文字以内無料
8級ひらがな100文字3文字以内無料

まずは、4級を目指してみましょう。

 

文章入力スピード認定試験

文章入力スピード認定試験は、日本情報処理検定協会がが運営する検定。試験用アプリを使用して、制限時間内に入力した文字数により段・級を認定します。

受験料は1,500円(税込)です。

レベルは6級~特段まで10段階。

段・級純字数
特段2,000文字以上
初段1,500文字以上
1級1,000文字以上
準1級800文字以上
2級600文字以上
準2級450文字以上
3級350文字以上
4級250文字以上
5級100文字以上
6級50文字以上

文章の漢字によみがながないので、小学校低学年には厳しいかもしれません。

 

ビジネスキーボード

ビジネスキーボードは、日本商工会議所が主催する検定。キータッチ2000の中・上級のレベルにあたります。

ディスプレイ上に試験問題が表示され、制限時間内に問題と同じ文字や文章をキーボードで入力します。

受験料は2,620円(税込)です。

レベルはD~Sまでの5段階。

レベル日本語英語数値
S900字3,000字1,200字
A800~899字2,500~2,999字1,000~1,199字
B600字~799字2,000~2,499字800~999字
C400字~599字1,500~1,999字600~799字
D0字~399字0~1,499字0~599字

「日本語」「英語」「数値」の3科目で構成されていて、ビジネス実務を意識した単語や短文、アドレス、郵便番号など、バリエーションに富んだ内容になっています。

漢字には、よみがながありません。キータッチ2000からチャレンジしましょう。

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タイピング練習の方法

ホームポジション

以下の方法で、タイピングの練習をするのがおすすめです。

  1. キー配列を覚え、正しい指使いを身につける
  2. ローマ字入力の練習をする
  3. 文章の入力を練習する
  4. ゲームやアプリを活用する
  5. 毎日コツコツ練習する

下の記事では、タイピング練習のコツをくわしく紹介しています。よかったら合わせてご覧ください。

 

まとめ

小学生におすすめのタイピング検定を紹介しました。

タイピング検定を受けると、タイピングスキルを客観的に評価することができ、モチベーションアップや自己肯定感の向上にもつながります。

ぜひ、タイピング検定にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

下の記事では、小学生から挑戦できるプログラミング検定を紹介しています。ぜひこちらの記事もご覧ください。

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