2020年度から始まるプログラミング教育の実習に備えて、
マウスとキーボードの操作は覚えておきたいところです。
マウスは感覚的に操作出来るので、すぐ覚えられると思います。
しかしタイピングは、まずローマ字を覚え、キー配列を覚えるまで
継続して練習する必要があるため、習得まで時間がかかります。
学校で十分な練習時間を確保するのは難しいと考えられるので、
自宅での練習が必須でしょう。
この記事では、タイピングの練習方法を紹介します。
かな入力とローマ字入力
キーボードから日本語を入力する方法は、
かな入力とローマ字入力の2種類があります。
- かな入力
キーのひらがな部分の文字が入力される。 - ローマ字入力
キーのアルファベット部分の文字が入力され、
ローマ字の組み合わせで、自動的にひらがなになる。
「かな入力」と「ローマ字入力」どちらがよい?
ローマ字入力一択です。
理由は2つあります。
- 覚えるキーの数が少ない
ローマ字入力はアルファベットの26文字だけなのに対し、
かな入力は50音+アルファベットも覚えなくてはならない。 - ローマ字は必要なキーの数が少ないため指の移動範囲が狭い
手の小さなお子さんでも指が届きやすい!
高校生の頃、かな入力でタイピングを覚えましたが、
アルファベットを打つときに不便さを感じ、
結局ローマ字入力に覚えなおしました。
入力方式(ローマ字入力とかな入力)の切り替え
[Alt]+[カタカナひらがな]キーを押すと
入力方式を切り替えることができます。
アルファベットをそのまま入力したい場合
[半角/英数]キーを押すと、英字入力モードになります。
もう一度押すと日本語入力モードに戻り、
ローマ字の組み合わせで、自動的にひらがなになるようになります。
入力モードを確認したい場合
IMEのメニューを確認します。
画面右下の「A」または「あ」と
表示されている箇所を右クリックして、
メニューを表示します。
こちらからも、入力モードや入力方式の変更が可能です。
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ローマ字対応表
タイピングの練習の前に、まずローマ字を覚える必要があります。
小学校低学年で、タイピングが必要な実習が行われる可能性は低いです。
ローマ字を習い始めた時点で、タイピングの練習を始めても遅くないでしょう。
タッチタイピング(ブラインドタッチ、タッチメソッド)
タッチタイピングとは、文章を入力するとき
手元を見ずにキーボードを打つことです。
ブラインドタッチ、タッチメソッドとも言われています。
3つのメリットがあります。
- タイピングのスピードが速くなる
- 打ち間違いに早く気がつく
常にディスプレイを見ている状態なので、間違いに早く気が付けます。 - 目が疲れにくい
視線の移動が少ないので、目が疲れにくいです。
ホームポジション
ホームポジションとは、キーボード入力をする時の、
基本的な指の配置のことです。
左手 | 右手 | ||
---|---|---|---|
人差し指 | F | 人差し指 | J |
中指 | D | 中指 | K |
薬指 | S | 薬指 | L |
小指 | A | 小指 | ; |
まず、左の人差し指を「F」、右の人差し指を「J」の位置に置きます。
そしてほかの指を自然に下ろすと、
ホームポジションの位置にはまるようになっています。
大抵のキーボードは、左右の人差し指にあたる「F」と「J」のキーに、
ホームポジションを指先に知らせる小さな突起やくぼみがついています。
このしるしを頼りにすれば、キーボードを見なくても、
指をホームポジションに戻すことができます。
ホームポジションを覚えたら、
それぞれのキーをどの指で押すか確認してみましょう。
キーを打ったら、ホームポジションに戻るようにします。
練習するときは、キーボードを見るのではなく、
出来る限りディスプレイを見て打つようにしましょう。
スピードよりも正確に打つことを意識してください。
慣れてくれば自然にスピードはアップします。
その他よく使うキー
- 読点「、」:ねと書いてあるキー
- 句点「。」:ると書いてあるキー
- 中黒「・」:めと書いてあるキー
*キー左上の文字を打つときは、
[Shift]キーを押しながら各キーを押します。
例えば、[Shift]+[6]を押すと、「&」が入力されます。
*[Shift]キーを押しながら、
英文字を入力すると、大文字を入力できます。
- Backspace:カーソルの前(左)にある文字を消す。
- Delete:カーソルの後ろ(右)にある文字を消す。
- Enter:入力した文字を確定する。改行する。
- Space(一番下の何も書いていないバー):
空白を一文字分あける。
確定前のひらがなを漢字に変換する。
オススメタイピング教材
ホームポジションの練習から出来るのがよかったのと、
キーの位置と、使う指が画面上に表示されるので分かりやすいです。
無料で使えます。
他にもゲーム形式でタイピングの練習が
できるサイトがいくつかありますが、
ホームポジションの練習で、
正確な指使いが出来るようになってから
挑戦することをおススメします。
スピードを意識するあまり、
ホームポジションを崩してしまう可能性があるからです。
好きな文章を打ってみる
毎日同じような練習だと飽きるので、
慣れてきたら絵本の文章やマンガのセリフ、
歌の歌詞など好きな文章を打ってみましょう。
毎回、同じ文章を使わず、違う文章で練習するようにしましょう。
まとめ
タイピングは、箸の持ち方を覚えたり、
自転車に乗る練習のように体が覚えるまで
練習する必要があります。
最初はうまく出来なくて、
イライラしてしまうかもしれませんが、
毎日、少しずつ、あきらめないで練習を続けてみましょう。