この記事では、スクラッチ(Scratch)のクラウド変数の使い方を紹介します。
クラウド変数は、世界中の人が共有できる変数。Scratcher(スクラッチャー)になると使えるようになります。
プログラムが何回利用されたかカウントしたり、ゲームの最高記録を保存したりすることができますよ。
という人向けです。
変数って何?という方は、下の記事からごらんください。
Scratcherとはスクラッチチームから与えられるステータス
Scratcher(スクラッチャー)とは、スクラッチとスクラッチオンラインコミュニティについて
十分理解しているユーザーに対してスクラッチチームからあたえられるステータスのこと。
ステータスはプロフィールページのスクラッチ名の下に表示されます。
スクラッチにアカウントを作成したばかりの人は「New Scratcher」になっています。
Scratcherになるとできること
New Scratcherとの大きなちがいは、クラウド変数が使えるようになることです。
- クラウド変数が使えるようになる。
- フォーラムなどに設けられている制限が解除される。
Scratcherになる条件
どうしたらScratcherになれるのかというと、Scratch公式サイトの「よくある質問」では
“Scratcher”になるには、プロジェクトを作成して、共有したり、他のScratcherのプロジェクトに役に立つコメントをして、忍耐強くお待ちください!
とあります。
私の場合、共有したプロジェクトは4つ、他の人の作品にいくつかいいねした状態で招待メッセージが届きました。フォーラムやコメント投稿はしていません。
条件を満たすと、Scratchチームからメッセージが届きます。
メッセージボックスを開いて「Scratcherに招待されました!」の「もっと知る!」をクリックすると、招待画面が表示されます。
招待画面を読み進めて最後のページで「賛成!」をクリックすると、晴れてScratcherの仲間入りです!
大切なことなので、内容をしっかり読むようにしてくださいね。
クラウド変数とは
クラウド変数とは、世界中のスクラッチユーザーと共有できる変数のことです。
入れられる値は数値のみで、10個まで作成できます。
プログラムが何回利用されたかカウントしたり、ゲームの最高記録を保存したりすることができますよ。
クラウド変数の使い方
クラウド変数を作る
変数を作るときに「クラウド変数(サーバーに保存)」にチェックを入れます。
クラウド変数を選ぶと、自動的に「すべてのスプライト用」になり、「このスプライトのみ」は選べないようになります。
「すべてのスプライト用」と「このスプライトのみ」のちがい
「すべてのスプライト用」と「このスプライトのみ」のちがいについてかんたんに説明します。
「すべてのスプライト用」はグローバル変数、「このスプライトのみ」はローカル変数といって、次のような特ちょうがあります。
- グローバル変数:すべてのスプライトで使える変数
- ローカル変数:この変数を作ったスプライトだけで使える変数
クラウド変数はすべてのスプライトで使える変数です。
グローバル変数とローカル変数のちがいについては、「【スクラッチ(Scratch)】クローンを使ってみよう!」でくわしく紹介しているので参考にしてみてください。
クラウド変数の使い方
ふつうの変数と同じように使うことができます。
また、クラウド変数には変数名の横に雲のマークが付きます。
クラウド変数の値の変化をみる
クラウド変数の値の変化は、クラウドモニターで確認することができます。
クラウドモニターは、プロジェクトページのお気に入りボタン下にある「データを見る」ボタンから見ることができます。
まとめ
スクラッチ(Scratch)のクラウド変数の使い方を紹介しました。
クラウド変数はScratcherになると使えるようになる世界中の人が共有できる変数です。
クラウド変数を使ったプログラム「じゃんけんゲーム」を作ってみました。
最高連勝回数をクラウド変数を使って記録しています。よかったら遊んでみてくださいね。