この記事では、MakeCode for Minecraftのチュートリアル「Spleef」について解説します。
Spleef(スプリーフ)は、マイクラで行う対戦ゲームです。
今回は、スプリーフのステージを設置するプログラムを作ります。
座標を使った範囲の指定と引数を使います。
Spleefはマイクラで行う対戦ゲーム
Spleef(スプリーフ)とは、マイクラで行う対戦ゲームです。
足場のブロックをこわして相手を場外へ落下させ、最後までステージに残った人が勝ちというルール。
今回は、雪で作られたステージと落下先の溶岩を設置するプログラムを作ります。
くわしいゲームの内容はは、Minecraft Wikiの「Spleef」をご覧ください。
落下先の溶岩を設置する
落ちたら、マグマダイブ!ということで、地面に溶岩を設置します。
1.「最初だけ」ブロックを消す。
2.「チャットコマンドを入力した時」ブロックの”run”を”spleef”に変更する。
3.ブロックカテゴリーにある「ブロックを並べる」ブロックを出し、「チャットコマンドを入力した時」ブロックの中に配置する。
パラメータを設定しましょう。
4.「草ブロック」を「溶岩」に変える。
5.溶岩に置きかえる範囲を指定する。
- 範囲の始まり:~0 ~-1 ~0
- 範囲の終わり:~10 ~-1 ~10
プレーヤーの位置から北と西に10ブロック離れた位置、深さ1ブロックの範囲を指定します。
空中に雪のステージを作る
さきほど設置した溶岩の上に、雪のステージを作ります。
1.もう1つ「ブロックを並べる」ブロックを出し、「溶岩ブロックを並べる」ブロックの下に配置する。
パラメータを設定します。
2.「草ブロック」を「雪」に変える。
3.雪に置きかえる範囲を指定する。
- 範囲の始まり:~0 ~4 ~0
- 範囲の終わり:~10 ~4 ~10
x軸(東西)とz軸(南北)は溶岩と同じ。y軸(上下)は4にします。
マイクラで実行してみよう1
マイクラにもどって実行してみましょう。
- 「開始」ボタンをおしてから、マイクラの画面にもどる。
- 「T」キーをおして、チャット画面を開く。
- spleef と入力して、「Enter」キーで実行する。
まわりに こわれて困るものがない場所で実行しましょう。
スプリーフのステージができましたか?
ステージの大きさを決める引数を追加する
11×11の大きさのステージができました。
でも毎回ステージの大きさを変えられたら便利ですよね。
そこで、「チャットコマンドを入力した時」ブロックに引数を追加して、好きな大きさのステージでプレイできるようにしましょう。
1.「チャットコマンドを入力した時」ブロックの+アイコンをクリックする。
num1が追加されました。
コマンドで引き渡された値はnum1という変数に保存されます。
2.変数カテゴリーにある「num1」ブロックを、範囲の終わりのx軸とz軸(10を入力した場所)に配置する。
num1に置きかえる場所は4ヵ所あります。
マイクラで実行してみよう2
マイクラにもどって実行してみましょう。
spleef 25 と入力して、実行します。
25の部分が引数です。spleefと25の間に半角スペースを入れましょう。
26×26の大きさのステージができたでしょうか。
プレイヤーを初期位置にテレポートさせる
ステージの中央にすべてのプレイヤーをテレポートさせます。
1.生き物カテゴリーにある「テレポート」ブロックを出し、「チャットコマンドを入力した時」ブロックの中に配置する。
今回は全プレイヤーを対象にするので、生き物カテゴリーにある「テレポート」ブロックを使います。
パラメータを設定しましょう。
2.対象を「すべてのプレーヤー(@a)」にする。
3.座標をステージの中央「~num1÷2 ~5 ~num1÷2」に指定する。
y軸(上下)は、雪の上の5。
x軸(東西)とz軸(南北)は、それぞれnum1の半分の値にすれば、中央の位置の座標になりますね。
計算カテゴリーにある「0 ÷ 0」を使って「num1÷2」を作り、x軸とz軸に配置しましょう。
指定した対象を、別の場所にテレポートさせる。
ゲームモードを変更する
クリエイティブモードではゲームにならないので、サバイバルモードに変更しましょう。
1.ゲームプレイカテゴリにある「ゲームモードを設定する」ブロックを出し、「テレポート」ブロックの下に配置する。
2.ゲームモードは「サバイバル」、対象を「すべてのプレーヤー(@a)」にする。
マイクラで実行してみよう3
マイクラにもどって実行してみましょう。
ステージの中央にテレポートして、サバイバルモードになったでしょうか?
まとめ
チュートリアル「Spleef」について紹介しました。
好きな大きさのステージを作って家族や友達と遊んでみてくださいね!
今回使用した新しいブロック
- 「テレポート」ブロック(生き物カテゴリー)
指定した対象を、別の場所にテレポートさせる。