【徹底比較】ソニー KOOVとレゴ エデュケーション SPIKE ベーシック自宅学習に適しているのは?

このページにはアフィリエイトリンクが含まれています。

プログラミング教育は、小学生の子どもをもつ保護者にとって、気になるテーマのひとつです。

プログラミングを学ぶことができる人気の教材として、レゴの「エデュケーション SPIKE」とソニーの「KOOV(クーブ)」がよく知られています。

どちらもブロックを組み合わせてロボットを作ることができ、プログラミングを学べるおすすめのキットです。

ただし、両者にはそれぞれ特徴があり、どちらが自分に合っているかは人によって異なります。

本記事では「レゴ エデュケーション SPIKE ベーシック」と「KOOV」を徹底比較し、それぞれの特徴やおすすめポイントを紹介します。

※比較に使用した「KOOV スターターキット」は、2024年4月1日のKOOVラインナップ見直し前に販売していたキットです。

\小学生向けのプログラミングキット/
\動物や乗り物など様々な形を表現できる!/

「レゴ エデュケーション SPIKE」と「KOOV」どんな人におすすめ?

SPIKE ベーシックとKOOVおすすめな人

レゴ エデュケーション SPIKE ベーシック」は、レゴが大好きで日常的に遊んでいる子や、親子でSTEAM学習に挑戦したい人、そして小学校低学年からプログラミング学習を始めたい人におすすめです。

一方で「KOOV」は、子どもが一人で学べる教材がいい人や、プログラミングの基本をしっかり学びたい人に向いています。

個別に学び進めることができ、プログラミングに対する基礎理解を重視したい人に適しています。

親子ともにプログラミング未経験であり、家庭学習を行う場合は、KOOVがおすすめです。

 

「レゴ エデュケーション SPIKE」と「KOOV」のちがい

LEGOの作品とKOOVの作品

「レゴ エデュケーション SPIKE」と「KOOV」は、どちらもブロックを使ってロボットを組み立て、プログラミングで動かすことができるロボットキットです。

2つのキットには、以下のような違いがあります。

レゴ エデュケーション SPIKE KOOV
メーカー レゴ ソニー
対象年齢 6歳~ 8歳~
プログラミング言語 アイコン型、ブロック型 ブロック型
キットの種類 ・SPIKE ベーシック
・SPIKE プライム
・アドバンス
・ベーシック2
・エントリー
価格帯 46,000円~67,000円 15,000円~65,000円

※価格帯はKOOV公式ナリカのサイトを参考にしています。

レゴ エデュケーション SPIKE ベーシック」は、アイコン型のプログラミング言語にも対応しているため、小学校低学年から始められるキットです。

KOOVは「ベーシック2」と「エントリー」という低価格なキットがあり、初めてのロボットプログラミングでも手に取りやすい価格帯になっています。

 

対象年齢で比較

LEGO エデュケーション SPIKEとKOOVの対象年齢

レゴ エデュケーション SPIKE ベーシック」の対象年齢は6歳~、「KOOV」の対象年齢は8歳~となっています。

小学校低学年から学び始めたいのであれば、SPIKE ベーシックを選ぶとよいでしょう。

中学生以降も使い続けたい場合は、小学校高学年から中学生向けのキット「レゴ エデュケーション SPIKE プライム」もおすすめです。

ただし、レッスン内容はSPIKE ベーシックよりも難易度が上がります。

プログラミング未経験の場合は、まずはSPIKE ベーシックや、他の初心者向け教材から基礎を楽しみながら学ぶことをおすすめします。

 

ブロックの種類と自由度で比較

レゴ エデュケーション SPIKE ベーシック」と「KOOV」のブロックを比べてみました。

比較したポイントは以下の通りです。

ブロックの種類

KOOVブロックとLEGOブロック

KOOVは、キューブ型のブロックで構成されています。

ブロックの形は7種類と少ないですが、シンプルなブロックの組み合わせで様々な形を表現できます。

色は半透明で、グリーン、レッド、ホワイト、イエロー、ブルー、オレンジ、パープルの7色。これらの色を重ね合わせることで、美しい色彩が生まれます。

一方で、レゴ エデュケーション SPIKEはレゴブロックで構成されています。さまざまな形や色のブロックを組み合わせて、好きなモノを作ることができます。

 

組み立てやすさ

LEGO エデュケーション SPIKE ベーシックとKOOVの作品例

「レゴ エデュケーション SPIKE ベーシック」と「KOOV スターターキット」、両方のレッスンを受けましたが、ブロックの組み立ての難易度はKOOVの方が少し高く感じました

しかし、ブロックの組み立て方を学ぶレッスンが用意されているため、小学生でも問題なく組み立てられます。

出来上がる作品は、KOOVの方が大きく存在感があります。完成度が高いため、お部屋に飾っても良いほどですが、後から手を加えにくいと感じました。

一方、SPIKE ベーシックは完成した作品に手を加えやすく、オリジナリティを出しやすい特徴があります。

 

ブロックの管理のしやすさ

収納トレイ(LEGO)

レゴ エデュケーション SPIKE は、色別にブロックを収納できるトレイがついているため、使い終わった後もスムーズに片付けられます。

一方で、KOOVは専用のトレイがないため、部品を見失わない工夫が必要です。トレイを用意し、必要なパーツをトレイに入れてから組み立てることをおすすめします。

また、ブロックを扱っていると、床に落としたり、バラして飛ばしたりしてしまうこともあります。

KOOVのブロックはサイズが大きいため、床に落ちても見つけやすいですが、レゴブロックは部品が細かいため、見つけにくいかもしれません。

 

他の商品との互換性

手持ちのブロックと組み合わせて遊べれば、飽きずに長く楽しむことができますね。

レゴ エデュケーション SPIKE は、レゴブロックと組み合わせて楽しむことができます。既に広く普及しているため、おもちゃ店やメルカリなどから手に入れることができます。

KOOVのブロックは、基本的にアーテックブロックと同じ形です。一部はアーテック社のキットとも組み合わせ可能ですが、動作保証されているわけではありません

また、KOOVの半透明のブロックは、KOOV利用者が利用可能なメンバーズページからしか購入できず、入手方法は限定されています。

互換性のあるブロックの種類や入手方法を考慮すると、SPIKE ベーシックの方が遊びの幅を広げやすいと言えます。

 

プログラミングの言語で比較

LEGO エデュケーション SPIKE ベーシックとKOOVのプログラミング言語

レゴ エデュケーション SPIKE ベーシック」と「KOOV」どちらもビジュアルプログラミングに対応しています。

ビジュアルプログラミングは、英語のコードを打ち込むのではなく、アイコンやブロックの形をした命令をつなぎ合わせてプログラミングする手法です。

  • アイコン型:ScratchJrのような、未就学~小学校低学年向けの言語。
  • ブロック型:Scratchのような、小学校中学年~プログラミング初心者向けの言語。

KOOVはブロック型のみ対応していますが、「レゴ エデュケーション SPIKE ベーシック」ではブロック型に加えてアイコン型にも対応しています。

アイコン型はブロック型より直感的に操作ができるので、小学校低学年からあつかえます。

なお「レゴ エデュケーション SPIKE プライム」では、ブロック型のビジュアルプログラミングの他に、Python(パイソン)というテキストプログラミングにも対応しています。

 

学習コンテンツの充実度で比較

レゴ エデュケーション SPIKE ベーシック」と「KOOV」、どちらも専用のアプリを使ってレッスンを受けたり、プログラミングを行います。

以下のポイントで比較してみました。

 

学習コンテンツのボリューム

「レゴ エデュケーション SPIKE ベーシック」と「KOOV アドバンスキット」のレッスン数は以下の通りです。

  • SPIKE ベーシック: 38レッスン
  • KOOV アドバンスキット: 24レッスン

レッスン数は、SPIKEベーシックの方がKOOVアドバンスキットよりも多いです。

しかし、KOOVにはレッスン以外にも、ロボットレシピと呼ばれる作品例が多数用意されており、学習コンテンツのボリュームは、どちらも充実しています。

また、KOOVは無料レッスンに加えて月額課金制の学習サービス「KOOVプラス」を利用することで、継続的な学習が可能になります。

学習を継続したい場合は、KOOVプラスの利用を検討すると良いでしょう。

 

SPIKE ベーシックのレッスン画面

SPIKEアプリ ユニットプラン

 

KOOVのレッスン画面

KOOV 学習コース

 

レッスン内容

アプリを使用した学習の流れは、SPIKE ベーシックとKOOV共に「ブロックを組み立てる」→「プログラミングする」というステップで進められます。

SPIKE ベーシックのブロック組み立て画面

SPIKEアプリ ブロックの組み立てガイド

 

KOOVのブロック組み立て画面

KOOV ブロックの組み立てガイド

どちらも1ステップずつ、分かりやすく紹介されています。

 

SPIKE ベーシックのプログラミング画面

SPIKEアプリ プログラミング

 

KOOVのプログラミング画面

KOOV プログラミング

KOOVは対象年齢が8歳以上なので、レッスン内で作成するプログラムのレベルは、SPIKE ベーシックと比べて高めです。

 

大きな違いは、KOOVではプログラミングの基本的な概念や新しい命令ブロックについて、解説が入るところです。

変数や乱数など、プログラミングの重要な要素についてもていねいに解説されているため、子どもがひとりで学習を進める際にも理解が深まりやすいです。

KOOV 命令ブロックの解説

 

一方でSPIKE ベーシックは、レッスン内で命令ブロックやプログラミングの概念を解説しないため、子どもが独学で理解を深めるのは難しいかもしれません。

アプリの指示通りに作るだけでは学習効果が低くなってしまうので、ヘルプで命令ブロックの機能を調べたり、公式のレッスンプランを見ながら、親子で協力して取り組むことをおすすめします。

 

このように、KOOVは子どもが一人でも学習を進められる一方、SPIKE ベーシックは親子で協力して学習するのに適したプログラミング教材と言えます。

 

まとめ

レゴ エデュケーション SPIKE ベーシック」と「KOOV」は、どちらもプログラミング教育におすすめのロボットキットです。

対象年齢やブロックの種類、学習コンテンツの充実度など、それぞれの特徴を比較して、子どもの興味や家庭の状況に合わせて選ぶとよいでしょう。

親子ともにプログラミング未経験で、家庭学習に使用するのであれば、レッスンで詳しい解説が入るKOOVをおすすめします

もちろん、最終的にはお子さんの意見も聞いて、一緒に選んでくださいね。

下の記事では、「レゴ エデュケーション SPIKE ベーシック」と「KOOV スターターキット」それぞれレビューしています。ぜひ参考にしてみてください。

 

\小学生向けのプログラミングキット/
\動物や乗り物など様々な形を表現できる!/
タイトルとURLをコピーしました