この記事では、プログラミングおもちゃembot(エムボット)について紹介します。
子どもがロボットや工作が好きなので、
ロボットを使ったプログラミングにチャレンジしたいけれど、
「ロボットの教材は高くて手が出ない…」と悩む方は多いのではないでしょうか。
ロボットの教材は数万円する高価なものが多い中、
embotは6,000円前後と手ごろな価格でロボットプログラミングを楽しむことができます。
embotは、小学校の授業で活用された実践事例もあり、
「未来の学びコンソーシアム小学校を中心としたプログラミング教育ポータル」にも
掲載されていますよ。
実際にembotを組み立てて遊んでみた感想を紹介します。
embot(エムボット)とは
embot(エムボット)は、
NTTドコモの新規事業創出プログラムから生まれたプログラミング教育ロボットです。
ダンボールとモーターやLEDライトなどの電子部品を組み合わせ、
専用アプリをインストールしたタブレットなどでプログラミングして動かします。
対象年齢は6才以上。
小学校低学年のお子さんから楽しむことができます。
「embot スターターキット」のセット内容
- 本体用ダンボール(A4サイズ×3枚)
- embotコア(1個)
- ブザー(1個)
- LEDライト(2個)
- サーボモーター(2個)
- モーター用パーツ(1式)
- 説明書(1枚)
embot以外に用意するもの
- embotアプリが動作するデバイス機器(タブレット、スマホ、パソコン)
対応OSはAndroid5.0以上、iOS10以上、Windows10(1803以降)。
Bluetooth4.0以上搭載のもの。 - 単4電池×4本
- のり
- ボールペンのような先の細いもの
ロボットの組み立てはカンタン!工作感覚で♪
外装は身近で加工しやすいダンボールです。
専用サイトの組み立てマニュアルや動画を見ながら、
切り取る・折る・差し込むといったかんたんな手順で
工作するように楽しみながらロボットを組み立てられます。
A4サイズのダンボールが3枚入っていて、
ミシン目が入っていたのでハサミを使うことなく切り抜けました。
基本、「折る→差し込む」で組み立てられるので、
のりを使う場面が少なかったがよかったです。
後でカスタマイズする時にバラしやすいのが◎。
組み立て時間は1時間半くらいかかりました。
組み立ての難しさは、小学生のころ買っていた
少女漫画雑誌「りぼん」のふろくよりかんたんだったかな、と。
余談ですが、最近の少女漫画雑誌は
自分で作るタイプのふろくがあまりないようですね…残念。
はじめてでも安心!段階的にプログラミングを学べます。
embotのプログラミングは専用のアプリ(無料)を使います。
プログラミングがはじめての場合、むずかしそう…と不安に思われるかもしれません。
embotのアプリは直感的に操作できて、
プログラムの内容も視覚的に分かるようになっています。
初心者でもかんたんにプログラミングにチャレンジできますよ。
また、レベル(1~5)を選べるようになっていて、
少しずつ理解を深めていけるようになっています。
最初のレベル1では、
ロボットにさせたい動きのブロックをタテにつないでいくだけ。
知識がなくてもかんたんにプログラミングすることが可能です。
レベル2から条件分岐(if)やくり返し(for)などが加わって、
複雑なこともできるようになります。
お子さんと一緒に学んでレベルアップしていきましょう。
ユーザー向けサイトには色々な遊び方も紹介されていますよ。
embotで出来ること~おもちゃだと思って侮ってました~
購入前、embotで出来ることは
- 手(モーター)を動かす
- ライトをつける
- ブザーで音を鳴らす、音楽を演奏する
このくらいだと思っていました。
所詮1万円もしないおもちゃだし、すぐ飽きてしまうのではないかと。
しかし、embotで出来ることはそれだけではありませんでした。
タブレットに搭載されている各種センサーを利用し、
タブレットの状態によってembotの動きを変えることができます。
- ジャイロ(傾き)
- 位置(緯度、経度)
- 時刻(時、分、秒)
- 方角(タブレットの向いている方位)
想像していたより出来ることが多くて驚きました!
見た目に反して結構本格的です。
センサーはレベル3からの機能ですが、
時間や向いている方向によってロボットの動きを変えることができるので、
出来ることの幅がグッと広がってさらに楽しくなります。
これなら長く遊べそうですね。
ダンボールだから遠慮なくカスタマイズできる!
外装がダンボールなので、組み立てたら茶色一色…
ちょっとショボいと感じる方もいるかもしれません。
しかし、これはプログラミング以外でも子どもが自分で考えてカスタマイズできる余白。
世界にたった1つ自分だけのロボットを作ることで愛着もわきますし、
このコにプログラムでどんなことをしてもらおうかと想像力も働きます。
また、普通のロボットだった場合、
ピカピカのロボットにマジックで顔を書き込んだりシールをペタペタ貼るのに
抵抗がある方も多いと思います。
ダンボールだったら、シールを貼ったり色を塗ることに
あまり抵抗がないのではないでしょうか?
多少雑に扱って外装が壊れてもダンボールならまた作ることができますね。
まとめ
embot(エムボット)は、
手ごろな価格で自分だけのオリジナルロボットが作れる教材です。
段階的にプログラミングを学ぶことができるので、はじめての方にもオススメ。
夏休みなど休日のおうち時間、
親子で楽しくプログラミングを学んでみてはいかがでしょうか。
embotを使った作品例の記事です。