一日中TikTokかYouTubeショート。
勉強は10分も持たないし、最近は大好きなアニメや映画も途中で飽きてスマホに戻る。
「うちの子、ドーパミン依存なのでは…」と心配になりませんか?
ショート動画のように「すぐ結果が出る刺激」に慣れてしまうと、宿題・読書・映画など、じっくり向き合う活動が苦手になってしまいます。
そこで大事なのが、すぐには終わらないけど、頑張るとちゃんと達成感がある活動を経験すること。
「でも、スマホの代わりに何をさせればいいの?」と悩みますよね。
読書、スポーツ、音楽など、選択肢はたくさんあります。
ただ、動画に夢中な子からスマホを取り上げて「本を読みなさい」と言っても、反発されてしまうことがほとんどです。
それなら、デジタルを完全に遮断するのではなく、使い方を「消費」から「創作」に変える。
その橋渡しとして、プログラミングは とても相性が良いです。
- 思った通りに動かないのが当たり前(試行錯誤)
- 何度も直しながら進める(粘り強さ)
- 完成したときに「自分が作った!」と感じられる(自己肯定感)
動画のように受け身で見るのではなく、自分で考えて作る側になるため、脳への刺激の質がまったく違います。
こうした少し我慢が必要な成功体験を積み重ねることで、宿題でつまずいたときも、すぐに「無理!」と投げ出さず、粘り強く向き合える集中力が少しずつ育っていきます。
しかし、家でやらせようとしても、毎回声をかけたり、横で見守ったりするのは正直大変ですし、「そもそもプログラミングなんて教えられない…」と感じる人も多いはず。
そこで、プログラミング教室を一つの選択肢として考えてみませんか?
この記事では、小学生向けプログラミング教室の選び方とタイプ別のおすすめ教室を紹介します。
もちろん、すべての子にプログラミングが合うわけではありません。
だからこそ「どんな教室・環境なら合いそうか」を見極めることが大切です。
お子さんに合った教室を見つけるヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
失敗しない教室選び 3つのポイント
「またやりたい」と思えるテーマか
親が「良さそう」と思うより、子どもが「ハマれそうか」がすべてです。
まったく興味のないテーマだと、最初のハードルが高くなります。
マイクラ・ゲーム・ロボットなど、子どもが「ちょっとやってみたい」と思える入口があるかは とても重要です。
好きなテーマなら、うまくいかなくても諦めずに試行錯誤できます。
また、簡単すぎて飽きたり、難しすぎて自信を失ったりしない、絶妙なハードルがある難易度が理想的です。
途中で止まったときに、
- 自分で考えようとしているか
- ヒントをもらいながらも、自分で手を動かしているか
- 試しながら答えを導こうとしているか
これらが見られれば「ちょうどいい難易度」で思考が働いているサイン。
体験授業などでレベル感が合っているか判断してみてください。
試行錯誤できるかで 思考力は真逆に育つ
AIが普及した今、コードの書き方を暗記することの価値は下がっています。
単にタイピングや書き方(コーディング)を教えるだけでは、AI時代に必要な思考力は育ちにくいです。
お手本通りに進めるだけで完成する課題ばかりだと、子どもは「考える前に答えを見る」姿勢になりやすく、学びが「消費」の延長になってしまいます。
これが続くと、
- 正解をすぐ欲しがる
- 間違えることを怖がる
- 指示がないと動けない
といった状態になりがちです。
一方で、良い教室・教材ほど「自分なりに工夫する時間」がきちんと用意されています。
大切なことは、
- 「うまくいかない → 原因を考える → 直す」というサイクルがある
- 「どうすればもっと面白くなる?」と考える余白がある
試行錯誤しながら自分のアイデアを形にする経験を重ねることで、「答えのない問いに立ち向かう力」が育ちます。
教室を見極めるときは、先生にこんな質問をしてみてください。
「うちの子が、テキストにない機能をつけ足したいと言い出した場合、授業ではどう対応してくれますか?」
環境選びで 親の負担も変わる
大きく分けて通学型・オンライン型・通信教育の3種類があります。
まずは、それぞれの学び方の違いを整理してみましょう。
| 学習スタイル | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 教室(対面) | ・スマホから物理的に離れられる ・先生にすぐ声をかけてもらえる ・まわりの子の存在が刺激になる |
・送迎が必要 ・時間が固定されやすい ・費用がやや高め |
| オンライン | ・送迎不要 ・教室型に近い学びができる ・先生や他の子と交流できる |
・環境を整える必要がある ・スマホや他の誘惑に流れやすい ・対面より質問しづらいことも |
| 通信教育 | ・送迎不要 ・自分のペースで学べる ・費用を抑えやすい |
・モチベーション維持が難しい ・質問の機会が少ない ・親のサポートが必要な場合も |
家だとスマホに流れがちな子には、教室型がおすすめです。
教室に行けば先生の目もありますし、周りの子も同じことに取り組んでいるため、「自分もやろう」というスイッチが入りやすくなります。
一方で、送迎が難しい場合や、近くに教室がない場合は、オンライン型や通信教育が選択肢になります。
ただし自宅学習では、どうしてもスマホに流れやすくなるため、「学習時間を決める」「スマホを別室に置く」など、家でも取り組みやすい工夫が必要です。
おすすめの小学生向けプログラミング教室/学習サービス
おすすめのプログラミング教室/学習サービスを4つ紹介します。
| おすすめの教室 | 学習スタイル | 主な教材 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| LITALICOワンダー | 通学/ オンライン |
Scratch、マイクラ、レゴ など | 個性を伸ばすオーダーメイド授業 |
| Tech Kids School | 通学/ オンライン |
Scratch、Unity(C#)、Swift | 本格的なアプリ・ゲーム開発を目指す |
| デジタネ | オンライン | Scratchベースのビジュアル言語 | マイクラ、ディズニーなど人気コンテンツが月額で受け放題 |
| Z会プログラミングシリーズ | 通信教育 | Scratch、KOOV など | 体系的なカリキュラムと安心の月謝 |
【LITALICOワンダー】創作の幅が広く、個性を発揮しやすい
LITALICOワンダー
は、テクノロジーを使ったものづくりを通して、子どもの創造力を伸ばすことを大切にしているプログラミング教室です。
プログラミングだけでなく、ロボットやデジタルファブリケーションなど、幅広いジャンルのコースが用意されているのが特徴です。
決まったカリキュラムがなく、一人ひとりの興味や習熟度に合わせて教材や課題を組み立てるオーダーメイド型。
自分で考え、試し、工夫する時間をしっかり取れるため、「少し我慢が必要な成功体験」を積みやすい環境です。
教室はスタッフ1人に対して子ども1~4人の少人数制、オンラインはマンツーマン授業なので、周りに流されにくい点も魅力です。
「集中力が続きにくい子」や「こだわりが強い子」には、特に相性のよいタイプと言えるでしょう。
授業料はやや高めですが、一人ひとりに合わせて内容を調整してくれるため、「興味のない内容でやる気をなくす」「難しすぎてついていけない」といった心配が少ないのも安心材料です。
| コース | 対象学年 | 主な教材 | 授業料(税込)/月 |
|---|---|---|---|
| ゲーム&アプリ プログラミング | 年長~高校生 | Scratch、Viscuit | 教室受講 :29,700円 オンライン:33,000円 |
| ロボット クリエイト ※教室受講のみ |
年長~小学3年生 | レゴ® エデュケーション SPIKE™ ベーシック | 教室受講 :29,700円 |
| マインクラフト クリエイト | 小学1年生~中学生 | 教育版マインクラフト | 教室受講 :29,700円 オンライン:33,000円 |
| デジタルファブリケーション ※教室受講のみ |
小学1年生~高校生 | 3Dプリンター、3Dペン | 教室受講 :29,700円 |
※受講は月4回~、上記は月4回受講したの場合の金額です(1回の授業時間は教室受講は90分、オンラインは60分)
※新規入塾時、入塾金16,500円(税込)が必要です。
教室・オンラインともに無料体験が可能です。
【Tech Kids School】本格的にプログラミングに取り組みたい子向け
動画:YouTube「Tech Kids Grand Prix / Tech Kids School」より
Tech Kids School
は、AbemaTV、スマホ向けゲームなどのサービスを手がけるIT企業サイバーエージェントが運営する小学生向けプログラミングスクールです。
渋谷校とオンライン校があり、教室・オンラインの両方で学べます。
Scratchを使った基礎から、SwiftやC#といった実際の開発現場でも使われる言語で、ゲームやアプリ制作に挑戦できるのが特徴です。
「自分でアプリを作ってリリースした」という経験は、圧倒的な自信につながります。
生徒や卒業生が毎年、国内外の様々なプログラミングコンテストで表彰されるなど、活躍するキッズプログラマーを輩出しています。
- 対象学年/渋谷校:小学1年生~中学3年生、オンライン校:小学3年生~中学3年生
- 主な教材/Scratch、Unity(C#)、Swift
- 受講料 /月額23,210円(税込)月3回(1回 120分間)
- 教材費 /月額 2,200円(税込)
- オプション/PCレンタル 月額4,400円(税込)※必要な場合のみ
【デジタネ】ゲームやディズニー好きな子の入口として
動画:YouTube「デジタネ ‐オンラインAI&プログラミング‐」より
デジタネ
は、マインクラフトやRoblox(ロブロックス)といった人気ゲームや、ディズニーキャラクターなどを題材に学べるオンラインスクールです。
動画を見ながら自分のペースで進める学習スタイルで、分からない点はチャットやメールで質問できます。
100以上のコンテンツが月額料金で受け放題のため、コスパは最強。
他の習い事と並行しやすく、費用を抑えたい家庭にも取り入れやすいです。
圧倒的に入り口が広く、ゲームやディズニー好きな子にとって抵抗が少ないのが強み。
ただし、通信教育に近い環境になるため、ついゲームやスマホに流れやすい点には注意が必要です。
学習時間を決めるなど、家庭での工夫は欠かせません。
主なコースは以下の通りです。
| コース | 対象学年 | 主な教材 |
|---|---|---|
| ディズニー | 小1~ | ビジュアルプログラミング |
| マイクラッチ | 小1~ | マインクラフト/ビジュアルプログラミング |
| ロブロックス | 小1~ | ビジュアルプログラミング、Roblox/Lua言語 |
| ゲーム制作 | 小1~ | デジクラッチ(Scratchベースの教材) |
| HTML&CSS | 小5~ | HTML、CSS |
| JavaScript | 小5~ | JavaScript(WoofJS) |
※ マインクラフト関連のコースは、別途マインクラフトJava版が必要
料金プランは以下の3種類です。
- 月々プラン :月額 4,980円(税込)
- 年間分割プラン:月額 3,980円(税込)
- 年間一括プラン:年額39,800円(税込)
年間プランは、1年間の契約をすることで、月々プランよりもお得になるプランです。
14日間の無料体験で「遊ぶだけで終わっていないか」「自分で考えて進めているか」などを確認してみてください。
下の記事では、デジタネの特徴や、14日無料体験の内容について紹介しています。
【Z会プログラミングシリーズ】自宅で続けやすい教材・通信型
動画:YouTube「zkaipr」より
通信教育でおなじみZ会のプログラミング講座
です。
日常生活と結びついたテーマをもとに、オリジナル教材とプログラミングツールを使って学習を進めます。
通信教材は続きにくいイメージもありますが、子どもが一人でも進めやすい設計になっており、保護者向けのガイドも用意されています。
子どもが一人で抱え込まず、親も様子を把握しやすい設計です。
| コース | 推奨学年 | 主な教材 | 受講料(税込)※ |
|---|---|---|---|
| プログラミングはじめてみる講座 | 年長~小学2年生 | ビジュアルプログラミング | 月額2,057円(全3回) |
| プログラミングみらい講座 with KOOV(ステージ1) | 小学1年生~4年生 | KOOV® | 月額4,683円(受講料+キット代) |
| Z会プログラミング中学技術活用力講座 教科実践編 | 小学校高学年~中学3年生 | VIRTUAL KOOV® | 月額4,114円(全3回) |
| Z会プログラミング中学技術活用力講座 コンピュータ活用編 | 小学校高学年~中学3年生 | Raspberry Pi 400(ラズベリーパイ400) | 月額4,675円(全12回)+教材費17,600円(初回のみ) |
※「プログラミングはじめてみる講座」と「Z会プログラミング中学技術活用力講座 教科実践編」は、3回分一括払いで申し込んだ場合の1カ月あたりの金額
※「プログラミングみらい講座 with KOOV(ステージ1)」「Z会プログラミング中学技術活用力講座 コンピュータ活用編」は、12カ月一括払いで申し込んだ場合の1カ月あたりの金額
中でも「プログラミングみらい講座 with KOOV」は、ソニーの学習キットKOOVを使ってロボットプログラミングを学べる人気講座です。
ロボット教室に比べると費用を抑えやすく、月額4,000円台で始められる点も魅力。
無料の資料請求で、講座の詳しい内容を確認できます。
下の記事では「プログラミングみらい講座 with KOOV」で扱っている教材KOOVについてくわしく紹介しています。よかったら合わせてご覧ください。
プログラミング教室に関するよくある質問
プログラミング教室に関するよくある質問に回答します。
本当に集中力はつくの?
通えば必ず集中力がつく、というものではありません。
ただ、自分で考えて失敗し、もう一度試す時間を繰り返す中で、宿題などの地味な作業にも粘り強く取り組めるようになった、という子は少なくありません。
うちの子に必要?
プログラミング学習は、ただの「パソコン技術の習得」ではありません。
論理的に考える力、問題を解決する力、アイデアを形にする力など、これからの時代に必要な力が自然と身につきます。
国語の読解力や、算数の文章題を解く力の土台にもつながっており、他の教科にも良い影響を与えると期待されています。
なぜプログラミング教育が必要なのか、下記の記事でくわしく説明しています。
学校でも習うし、習い事まではいらないのでは?
学校でのプログラミングは、あくまで「体験」が中心。
一方、教室ではしっかりと継続的に取り組めるので、知識やスキルがぐんぐん伸びます。
パソコンなんて触ったこともないから無理かも…
ほとんどの教室は「はじめての子」が前提。
マウスの使い方やローマ字入力など、基礎の基礎から丁寧に教えてくれるので安心して通えます。
通わせても、ゲームで遊ぶだけにならない?
実際、教室や教材によって差はあります。
作る目的がはっきりしている教室なら、ゲーム好きな子ほど「内部の仕組み」に興味を持ち、深い学びにつながります。
遊びで終わるか、学びにつながるかは、環境次第です。
体験授業で「お子さんが頭を使っているか」を観察してみてください。
男の子向けっていうイメージがあるけど…
最近は、かわいいキャラクターやストーリー性のある教材もたくさん登場しています。
「考えるのが好き」「何かを作るのが好き」な子なら、性別に関係なく楽しめますよ。
親がパソコンに詳しくないからサポートできるか不安
心配ありません。
ほとんどの教室や教材は、親が教えなくても進められるようになっています。
必要なのは教える知識ではなく、「今日は何を作ったの?」と話を聞いてあげることだったりします。
まとめ
プログラミング教室は、動画やゲームに偏りがちな子にとって、「デジタルを使いこなす側」へ回る大きなチャンスです。
大切なのは、有名さや月謝よりも「その子が夢中になれる環境か」どうか。 合わなければ、その時にまた考えれば大丈夫です。
まずは気になる教室の無料体験へ行き、お子さんが「自分から質問しているか」「終わった後に嬉しそうに話すか」をチェックすることから始めてみてください。
今回紹介したプログラミング教室










