【マイクラ×MakeCode】羅針図を描くプログラムを作ろう(チュートリアル:Compass Rose)

この記事では、MakeCode for Minecraftのチュートリアル「Compass Rose」について紹介しょうかいします。

Compass Rose(コンパスローズ)とは、東西南北の方向をしめ羅針図(らしんず)のこと。

羅針図らしんずづくりを通して、座標ざひょうで指定した場所にブロックで文字を作る方法ほうほうを学びます。

マイクラでプログラミングしたりコマンドを使うときに、座標ざひょうを使って場所を指定することが多いです。

今回のチュートリアルで座標ざひょうのあつかい方もマスターしちゃいましょう!

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羅針図とは東西南北の方向を示す図形

羅針図

羅針図(らしんず)とは、地図や海図にえがかれる東西南北の方向をしめす図形です。

コンパスローズ(compass rose)、コンパス図ともいわれます。

 

ブロックで文字を描く

それでは、プログラムを作っていきましょう!

1.最初さいしょだけ」ブロックを消す。

2.「チャットコマンドを入力した時」ブロックの”run”を”compassrose”に変更へんこうする。

チャットコマンド"compassrose"を入力した時

 

3.ブロックカテゴリーにある「文字をえがく」ブロックを出し、「チャットコマンドを入力した時」ブロックの中に「文字をえがく」ブロックを配置はいちする。

「文字を描く」ブロックを配置

 

4.「文字をえがく」ブロックの”HELLO”を”E”に、草ブロックをグロウストーンに変更へんこうする。

グロウストーンでEを描く

EはEast(東)の頭文字かしらもじです。

 

できたら、マイクラの画面にもどって実行してみましょう。

5.「開始」ボタンをおしてから、マイクラの画面にもどる。

6.「T」キーをおして、チャット画面を開く。

7.compassrose と入力し、「Enter」キーをおして実行する。

実行結果:プレイヤーのいる位置に大きなEが配置された

プレイヤーのいた位置いちに大きなEが配置はいちされました。

 

「文字をえがく」ブロック
ブロックをいて文字をえがきます。
 文字をえがく  :ブロックでえがく文字
 次のブロックで:文字をえがくブロックの種類しゅるい
 えがはじめる場所:文字をえがはじめる場所の座標ざひょう
 えがく方向   :文字をえがく方向

 

座標で場所を指定しよう

マイクラの座標

マイクラでは、場所を指定するために座標(ざひょう)を使います。

座標ざひょうとは、とある位置いちを指定するための数字の組み合わせのこと。

マイクラの世界では、x,y,zの3つの座標軸ざひょうじくがあります。

また、座標ざひょうには絶対ぜったい座標ざひょう相対座標そうたいざひょう2つの種類しゅるいがあり、基準きじゅんになる位置いちがちがいます。

  • 絶対ぜったい座標ざひょう原点(x=0,y=0,z=0)からどれだけはなれているか
  • 相対座標そうたいざひょうコマンドを実行した位置いちからどれだけはなれているか

えがはじめる場所」の座標ざひょうについている~(チルダ)の記号は、相対座標そうたいざひょうであるという意味です。

 

「文字をえがく」ブロックの「えがはじめる場所」に座標ざひょうを指定することで、きな場所に文字をえがくことができます。

東西の位置:x軸

座標ざひょう最初さいしょの数字はxじく。東西の位置いちしめします

プラスの数字は東、マイナスの数字は西しめしています。

 

プレイヤーのいる位置いちから東に20ブロックはなれた位置いちえがいてみましょう。

座標ざひょうを ~20 ~0 ~0 にすると、プレイヤーから東に20ブロックはなれた位置いちえがくことができます。

20ブロック東にはなれた位置に描く

マイクラにもどってチャットでcompassrose と入力し、実行してみましょう。

今度は20ブロックはなれた位置いちにEが配置はいちされました。

 

もうひとつ「文字をえがく」ブロックを使って、”W”を20ブロック西に配置はいちするようにしましょう。

WはWest(西)の頭文字かしらもじです。

“E”をえがくブロックをコピーします。

“E”をえがくブロックを右クリックして「複製ふくせいする」をえらびましょう。

ブロックをコピー

“E”をえがくブロックの下に配置はいちします。

 

西はマイナスの数字で指定するので、位置いちは ~-20 ~0 ~0 になります。

20ブロック西にはなれた位置に描く

できたら、マイクラにもどって実行してみましょう。

すべての文字が作成さくせいされるまで動かないようにしてくださいね。

 

南北の位置:z軸

N(北)とS(南)を描く

さらに2つ「文字をえがく」ブロックを追加ついかして、”N”を20ブロック北に、”S”を20ブロック南に配置はいちするプログラムを、自分で考えて作ってみましょう。

NはNorth(北)、SはSouth(南)の頭文字かしらもじです。

“W”をえがくブロックの下に配置はいちしてください。

座標ざひょう3番目の数字はzじく。南北の位置いちしめしますプラスの数字は南、マイナスの数字は北しめしています。

できたら、マイクラ にもどって実行してみましょう。

 

上下の位置:y軸

U(上)とD(下)を描く

さらに2つ「文字をえがく」ブロックを追加ついかして、”U”を20ブロック上に、”D”を20ブロック下に配置はいちするプログラムを作りましょう。

UはUp(上)、DはDown(下)の頭文字かしらもじです。

“S”をえがくブロックの下に配置はいちします。

座標ざひょう2番目の数字はyじく。上下の位置いちしめしますプラスの数字は上、マイナスの数字は下しめしています。

できたら、マイクラにもどって実行してみましょう。

Dが見えるように地面より20マス以上いじょう高い位置いちで実行してくださいね。

 

まとめ

チュートリアル「Compass Rose」について紹介しょうかいしました。

今回使用した新しいブロック

  • 「文字をえがく」ブロック
    指定した場所にえらんだブロックをいて文字をえがきます。

 

座標で位置を指定しよう

マイクラでは、場所を指定するために座標ざひょうを使います。

x,y,zの3つの座標軸ざひょうじくがあります。

  • xじく … 東西の方向(東がプラス)
  • yじく … 上下の方向(上がプラス)
  • zじく … 南北の方向(南がプラス)

 

また、絶対ぜったい座標ざひょう相対座標そうたいざひょうがあり、基準きじゅんになる場所がちがいます。

  • 絶対ぜったい座標ざひょう … 原点(x=0,y=0,z=0)からどれだけはなれているか
  • 相対座標そうたいざひょう… コマンドを実行した位置いちからどれだけはなれているか

 

座標ざひょうについては「コマンドを使う上で知っておきたい座標ざひょうの見かた」でもくわしく解説かいせつしています。よかったら参考さんこうにしてみてください。

 

 

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