この記事では、2021年6月11に発売されたNintendo Switch用ソフト「ナビつき!つくってわかるはじめてゲームプログラミング」について紹介します。
「ナビつき!つくってわかるはじめてゲームプログラミング」は、マリオやポケモンでおなじみ任天堂が出すプログラミングソフトということで注目されています。
小学校でプログラミング教育が必修化になり、気になっている方も多いのではないでしょうか?
- はじめてゲームプログラミングってどんなソフト?
- 小学生でも本当にゲームを作れるの?
- パッケージ版とダウンロード版、どちらを買ったらいい?
という方の参考になれば嬉しいです。
「ナビつき!つくってわかるはじめてゲームプログラミング」とは
動画:YouTube「Nintendo 公式チャンネル」より
「ナビつき!つくってわかるはじめてゲームプログラミング」とは、任天堂の開発室から生まれたプログラミングソフトです。
Nintendo Switchの中に暮らす不思議な生き物ノードンを組み合わせて、ゲームづくりを体験することができます。
「ナビつきレッスン」と「フリープログラミング」2つのモードがあります。
小学1年生から楽しむことができます
対象年齢は公式サイトのQAによると、
個人差もありますが、小学1年生のお子さまからでも、ゲームをつくる体験をお楽しみいただけます。
とあります。
操作はマウスがオススメ!
はじめてゲームプログラミングは、市販のUSB接続できるマウスに対応しています(TVモード)
タッチ操作でもプログラミングできますが、マウスの方が操作しやすいです。
ナビつきレッスン
「ナビつきレッスン」では、7つのゲームづくりを通して、ノードンを使ったゲームプログラミングを体験することができます。
1つのゲームを完成させるまでの所要時間は、約40分~90分。
1つのレッスンが10分くらいのステップに分かれているので、1つのゲームを何日かに分けてつくることも可能です。
フリープログラミング
「フリープログラミング」では、ナビつきレッスンで覚えたノードンたちを使って、オリジナルのゲームをつくることができます。
ノードンガイドでおさらいしよう!
「ノードンガイド」では、レッスンに登場するノードンの機能をさらにくわしく知ることができます。
レッスン中でさらっと流してしまっていたことを後で確認したり、フリープログラミングで「あれ?」となった時に、おさらいするのに便利です。
リファレンスで仕様を確認
リファレンスでは、ノードンの仕様や操作方法の詳細をみることができます。
こちらはちょっと上級者向きの説明です。
本当にプログラミングがはじめての小学生でも作れる?
「ナビつきレッスン」は、小学生でも作ることができると思います。
しかし、ナビつきレッスンが終わった段階で、「フリープログラミング」でゼロからゲーム作りができるようになっているか?…と言われたら、正直きびしいと感じました。
ナビつきレッスンがすごくていねい!
「ナビつきレッスン」では、ボブというキャラクターのナビにしたがってゲームをつくります。
とてもていねいに(手取り足取りレベル)で指示を出してもらえるので、小学生のお子さんでも大丈夫です。
また、各レッスンの後にチェックポイントが設けられていて、パズルを解いてレッスンの内容を理解できているか確認することができます。
基本的に小学生の子がひとりでレッスンを進められると思いますが、XYZ軸など少しむずかしい概念も出てくるので、その時は大人がフォローしてあげてください。
レッスンでつくったゲームの改造からはじめよう!
ナビつきレッスンで7つのゲームをつくり終わったら、フリープログラミングでオリジナルゲームづくりに挑戦しましょう!
…となりますが、
レッスンが終わった段階でゼロからゲーム作りができるようになっているか?と言われたら、正直きびしいと思います。
最初はレッスンでつくったゲームの改造からはじめてみるとよいでしょう。
キャラクターやステージの見た目や配置を変えてみたり、別のレッスンで習ったしくみを取り入れてみたり……小さな改造からチャレンジしてみてください。
ノードンを自分で組み合わせることになれてきたら、かんたんなゲームをつくってみて、それから複雑なゲームへ…とステップアップしていきましょう。
ノードンふりかえりカードは必要?
はじめてゲームプログラミングには、
- ソフトのみの「ダウンロード版」
- ノードンふりかえりカードがついた「パッケージ版」
の2種類があります。
ノードンふりかえりカードは全部で84枚。ノードンの役割や使い方のヒントが書いてあります。
- ゲームの時間が限られている
- レッスンが終わったけれど何を作ったらいいか分からない
上記のような人に、ふりかえりカードが役に立つと感じました。
時間のない子どもや何を作ったいいか分からない人にオススメ!
カードに書いてあるノードンの説明は、子ども向きのざっくりとした説明です。
なので、ゲーム内にあるリファレンスを読んでプログラミングできる方には、カードは必要ありません。
また、カードには役割のほかに使い方のヒントとして、「このノードンと組み合わせると、こんな動きをしますよ」という具体的な例が書いてあります。
レッスンが終わって、何を作ったらいいか分からない…という人に、ふりかえりカードが役に立つと感じました。
カードをパラパラ見ながら、「これ使えそう!」という例をどんどん試してみるといいですね。
また、ゲームをしていないときにノードンの機能を確認することができるので、ゲームの時間が限られているお子さんにも便利なのではないでしょうか。
カード単品でも買えます
「ノードンふりかえりカード」は単品(税込 500円)でも購入することができます。(My Nintendo Store購入ページはこちら)
迷っている方は、とりあえずダウンロード版を買って、後で欲しくなったら単品で買うでもよいと思います。
ダウンロード版はパッケージ版より、希望小売価格が500円安いです。後からカードを買うとすごく損!ということはないので安心してください。
まとめ
「ナビつき!つくってわかるはじめてゲームプログラミング」について紹介しました。
頑張って自分で作った料理が不思議と美味しく感じるように、ゲームも自分で作ったものだとより面白く感じます。
ぜひ、親子でゲームを作って一緒に遊んでみてくださいね!