この記事では、プログラミング的思考を養うのにおすすめなゲーム『オートノーツ(Autonauts)』を紹介します。
オートノーツはプログラミングで惑星を開拓するゲーム。ロボットをプログラミングしてあらゆる作業を自動化し、コミュニティの建設と発展を目指します。
プログラムは、Scratchのようなブロックを組み合わせて作るので、プログラミング経験がなくてもOK。子どもから大人まで楽しめます。
- 『どうぶつの森』や『牧場物語』のようなシミュレーションゲーム
- 『マインクラフト』でアイテム無限などの装置を作成すること
が好きな人向き。
今回はステージ2までプレイしてみた時点で感じた、よかったところとイマイチだったところを紹介します。
オートノーツはプログラミングで惑星を開拓するゲーム
動画:YouTube「Nintendo of America」より
『オートノーツ(Autonauts)』は、ロボットを使って未開の惑星を開拓していくシミュレーションゲームです。
ボットと呼ばれるロボットを組み立てて、プログラミング。探さく、ばっ採、農業、料理、研究、建設、育成……あらゆる作業を自動化し、コミュニティの建設と発展を目指します。
プログラムは、Scratchのようなブロックを組み合わせて作るビジュアルプログラミング言語を使っているので、プログラミング経験がなくても楽しめますよ。
オートノーツは、Nintendo Switch、PS4、PS5、パソコンで遊ぶことが可能です。
私はSwitch版でプレイしてみました。
よかったところ
プログラミング的思考が身につく
プログラミング的思考とは、目的を達成するための手順を考えたり、問題を解決するためにはどうすればよいのか、きちんと筋道を立てて考える力のことです。
小学校のプログラミング教育では「プログラミング的思考を育む」ことが、ねらいのひとつになっています。
プログラミング的思考4つの考え方
- 分解:むずかしい問題を小さくかんたんな問題に分けて考えること。
- 組み合わせ:目的に合わせて色々試しながら、分かりやすくてよりよい手順を考えること。
- 一般化:たくさんのものをあつかう時に共通点を見つけてひとつにまとめ、別のものでも応用できるようにすること。
- 抽象化:一番大切なところだけ残して、細かいところを気にしないようにすること。
オートノーツで遊ぶことで、自然とプログラミング的思考が身につきます。
なぜなら、目標を達成するためにはどうすればよいのか常に考えている状態になるからです。
ひとつのボットに書けるコードの量は少ないので、作業を小さく分けて考える必要があります(分解)
また、効率的に作業が進むように、プログラムの内容を試行錯誤しながらゲームを進めます(組み合わせ)
このように、オートノーツで思考力が鍛えられます。
かんたんにプログラミングできる
プログラミングはとてもかんたんに行えます。
- プレイヤーの行動をロボットに見せて学習させる
- くり返しや条件分岐を追加してプログラムを手直し
ロボットにお手本を見せてプログラミングをするので、ブロックの機能をひとつひとつ覚える必要はありません。
命令は日本語なので、プログラミング経験がなくても内容を理解できます。
ボットだけで作業が回るようになると、達成感があって気持ちがいいですよ。
目標が決まっている
プログラミングを学びたいのに何を作ったらいいか分からないので、ひたすらお手本をマネするだけになっていませんか?
しかし、お手本をマネするだけでは「考える力」は身につきません。
オートノーツはゲームなので「コミュニティの建設と発展」というクリア目標があります。
目標を達成するために、どんなプログラムを作ったらよいか自分で考えることができます。
英語でのプレイもおすすめ
Switch本体の言語を英語に変えると、英語でプレイできます。
英語の勉強にもなりますよ。
イマイチだったところ
操作が分かりにくい
操作がちょっと分かりにくかったです。
もともと海外のゲームなので仕方がないですが、文字が小さくて読みにくいのもストレス。
操作に慣れるまで少し大変に感じるかもしれません。
「【Switch版】オートノーツ(Autonauts)操作方法まとめ」ではオートノーツの操作方法をまとめています。よかったら参考にしてみてください。
情報が少ない
くわしい攻略サイトが少ないので、分からない時に欲しい情報がなかなか見つかりません。
チュートリアルや、オートノートアイディアにあるアイテムの説明を活用しながら進めるのがおすすめです。
集落モードのステージ毎に、アイテムの使い方をまとめてみました。
よかったら参考にしてみてください。
一番はじめは「集落」モードがおすすめ
オートノーツには、3つのモードがあります。
- 集落:すべてのアイテム、構造物などがロックされたモード
- 自由:すべてのアイテム、構造物などがアンロックされたモード
- 創造:すべてのアイテム、構造物などがアンロックされ、入手できるモード
「集落」は課題ををクリアしながら、少しずつ出来ることが増えていきます。
「自由」と「創造」は、マイクラでいうとサバイバル(敵は出ません)とクリエイティブようなモード。
最初は「集落」モードからはじめるのがおすすめです。
操作になれていないと「自由」と「創造」は難しいと感じました。
集落モードクリアまで200時間超
私の場合、集落モード(全8ステージ)クリアまで約220時間かかりました。
作ったボットは263機。
プログラムは難しくなく、順次・くり返し・条件分岐といったプログラミングの基礎を学ぶにはちょうどいい難易度だと思います。
ただ、作業量が多くクリアまで時間がかかるので、思考力以上に根気強さが必要だと感じました。
まとめ
『オートノーツ(Autonauts)』を紹介しました。
操作になれるまで少し大変ですが、プログラミング的思考を養うのに、とてもおすすめなゲームです。
ひとつ注意しなければならないのは、止め時が分からなくいつまでもプレイしてしまうところ。
遊び始める前に「今日はこの目標を達成する」と計画を立てるようにしましょう。
時間で区切ると、キリが悪いからとズルズル遊び続けてしまいます。