- 「何年生なの?」
- 「LINE交換しよう!」
- 「親にはナイショね」
ゲームやSNSで、こんなことを言われたことはありませんか?
「べつに普通じゃない?」
と思うかもしれません。
そのとおり! 学校の友だち同士なら よくある会話です。
でも、ネットで知り合った相手から言われたときは 「んん?」と心の警戒レベルを上げてください。
なぜなら、こうした言葉をきっかけに 子どもへ近づこうとする 悪い大人 がいるからです。
悪い大人は、さまざまな方法で 子どもを自分の思いどおりにしようとします。
やさしく話しかけて仲良くなり 少しずつ信用させてから、子どもをだましたり 利用したりするのです。
「なら子どもだけで話せばOKでしょ?」と思うかもしれません。
でも、ネットでは相手が「子どもだよ」と言っていても、本当に子どもかは分かりません。
プロフィールに「小学5年生」「11歳」「女の子」と書いたり、かわいいアバターを使ったり、子どものフリして近づいてくる大人もいます。
プロフィールやアバターだけでは相手の正体は判断できないのです。
この記事では、そんな 悪い大人が よく使う 警戒したいセリフと、その裏にある もくろみを 紹介します。
「何年生なの?」
「何年生?」
よくある質問ですよね。
でも、そのあとに
- 「学校はどこ?」
- 「どこに住んでるの?」
- 「今どこにいるの?」
- 「顔写真送って!」
- 「制服の写真見せて!」
など、少しずつ あなたの情報を 引き出そうとしてきます。
なぜ危険?
一つひとつの情報は小さくても、組み合わせると 住んでいる地域や学校、行動範囲が分かってしまいます。
その情報をもとに、「近くに住んでるよ」「今度会おうよ」と 近づこうとしてきます。
また、個人情報は 自分で教えなくても 分かってしまうことがあります。
SNSでは、写真に 学校名や近所のお店が 写っていたり、毎日の投稿から「よく行く場所」が 分かったりすることもあるので 注意しましょう。
どうすればいい?
ネットで知り合った相手に、個人情報を 教えないようにしましょう。
教えてはいけない個人情報の例:
- 本名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 生年月日
- ログイン情報(ログインID、パスワード、認証コード)
- 学校名
- 写真(顔や制服、近所の風景)
- 今いる場所
断るときは、
「お母さんにネットで言っちゃダメって言われてるから無理!」
「親と『教えない』って約束してる!」
と親のせいにしちゃうのが オススメです。
教えなくていいことは教えない。これは大人も気をつけていることです。
「LINE交換しよう」
ゲームで 仲良くなった人から、
- 「LINE交換しよう」
- 「Discordで話そう」
- 「ボイスチャットで話そう」
と言われることがあります。
なぜ危険?
ゲームの中は、みんなが遊んでいる 広場のような場所です。
そこから別のアプリへ誘うのは、みんながいる場所から 二人だけで話せる場所へ 移りたいからです。
悪い大人は、二人だけで やり取りできるほうが 自分の思いどおりに 話を進めやすくなります。
すると、「写真を送って」「会おうよ」などと、無理なお願いを 言ってくるようになります。
どうすればいい?
ネットで知り合った人とは、別のアプリで 連絡を取らないようにしましょう。
断るときは、
「ゲームの中だけで話すことにしてる!」
「親と交換しない約束なんだ!」
と言えばOKです。
それでも 何度も誘ってくる人とは、距離を置いて 親や先生に 相談しましょう。
「親にはナイショね」
これは特に警戒してほしい言葉です。
- 「親にはナイショね」
- 「だれにも言わないでね」
- 「君だけ特別だから」
- 「秘密の友だちになろう」
学校の友だち同士なら、よくある会話かもしれません。
でも、ネットで知り合った相手が言ったら、ちょっと様子が ちがいます。
なぜ危険?
悪い大人は、子どもと親の間に 秘密を作ろうとします。
二人だけの特別なキズナがあると思わせて、親や先生から少しずつ遠ざけようとするのです。
秘密ができると、困ったことがあっても 親や先生に相談しにくくなってしまいます。
どうすればいい?
『内緒』『秘密』『君だけ』と言われたら、心の警戒レベルをMAXに上げましょう。
「親には何でも話す約束なんだ」
「内緒にはできないよ」
と伝えてみてください。
それでも「だれにも言わないで」と言われたら、
「あ、親が来たから落ちるね(ログアウトするね)!バイバイ!」
「ご飯だからまたねー」
と理由をつけて その場からはなれ、すぐに親や先生へ相談してください。
「レアアイテムあげるよ」
ゲームの中で、
- 「課金してあげる」
- 「レアアイテムあげる」
- 「裏技(チート)教えてあげるよ」
など、オイシイ話を持ちかけられることがあります。
なぜ危険?
現実でも、「知らない人から物をもらわない」と教わりますよね。
ネットでも同じです。
オイシイ話には ウラがあるかもしれません。
例えば、
- 「IDとパスワードを教えて」と言われて、アカウントを盗まれる
- 「このアプリを入れて」と言われて、危険なアプリをインストールしてしまう
- アイテムをもらったあとで、「今度はお願いを聞いてね」と言われる
など、別の目的が かくれていることが あります。
どうすればいい?
ネットで知り合った相手とは、ゲームのお金や アイテムのやり取りを しないようにしましょう。
「親に『物を もらっちゃダメ』って言われてるから ムリなんだ、ごめんね!」
「お父さんに聞いてから決めるね!」
と答えれば大丈夫です。
それでも「親には言わなくていいよ」「秘密にしよう」と言われたら、赤信号。
一人で決めずに、親へ相談しましょう。
「断るなら友だちやめる」
最初は優しかった相手が ムリなお願いをしてきて、
- 「本当に友だちなら やってくれるよね?」
- 「断るなら友だち やめる」
- 「返事しないなら怒るよ」
と言ってくることがあります。
なぜ危険?
最初は優しくても、自分の思いどおりにならないと 急に態度が変わることがあります。
相手は あなたを怖がらせて、自分の言うことを聞かせたいのです。
もし相手が クラスメイトなら、少しケンカになるだけで すむかもしれません。
でも、ネットでは 相手が本当に子どもなのか、大人なのかは分かりません。
悪い大人が 友だちのように ふるまって、断りにくくしていることもあります。
どうすればいい?
本当の友だちは、あなたを脅して 言うことを聞かせようとはしません。
「友だち やめる」と言われたらショックですが、相手の言うことを聞いては いけません。
「できないよ。じゃあね バイバイ」
と伝えてもいいですし、怖かったら返事をしないで そのままブロックしても大丈夫です。
一人で何とかしようとしなくて大丈夫。親や先生と一緒に考えましょう。
まとめ
ネットには 子どもを狙う悪い大人がいます。その人たちは、さまざまな方法で近づいてきます。
「この人、優しいな」「私のことを分かってくれるな」と思っても、それだけで安心はできません。
だから、ネットで知り合った人に
- 個人情報を聞かれた
- LINEやDiscordへ誘われた
- 「親にはナイショ」と言われた
- プレゼントやアイテムをもらいそうになった
- 脅すようなことを言われた
こんなことを言われたら、心の警戒レベルを上げて、一度立ち止まって考えてみてください。
一人で悩まなくて大丈夫。
まずは、親や先生など 信頼できる大人に相談しましょう。
保護者の方へ:子どもが悪意のある大人から身を守るために
ネットで子どもを狙う人は、最初は 親しげな言葉で近づいてきます。
「何年生?」「LINE交換しよう」「親には内緒ね」など、一見すると何気ない会話に見えるため、子ども自身も危険だと気付きにくいことがあります。
ご家庭では、次のようなルールを決めておきましょう。
- 学校名・住所・写真などの個人情報は教えない
- ネットで知り合った人と LINEやDiscordを交換しない
- プレゼントをもらう前に必ず相談する
- 「親には内緒」と言われたら必ず話す
- 少しでも「変だな」と思ったら、すぐ相談する
あわせて、年齢に応じたフィルタリングやペアレンタルコントロールを活用し、利用できるサイトやアプリを制限することも有効です。
また、相談されたときに頭ごなしに叱ってしまうと、「怒られるから 次は言わないでおこう」と思わせてしまいます。
すると、子どもが一人で悩み続けてしまい、問題が大きくなってから気付くこともあります。
一方的に「ダメ」と伝えるだけではなく、困ったら相談していいという安心感を作ることが大切です。
ネットは便利で楽しいものだからこそ、親子でルールを決めて、困ったときは何でも相談できる関係を作っていきたいですね。


