マイクラには3種類のコマンドブロックがあります。
ブロックの色がちがうだけのように見えますが、それぞれコマンドを実行する条件などがちがいます。
この記事では、それぞれのコマンドブロックの特徴と使い方について紹介します。
コマンドブロックの出し方と基本的な使い方については、下の記事をごらんください。
衝撃(インパルス)
※画像は統合版(PS4)のものです。
衝撃(インパルス)コマンドブロックは、レッドストーン信号を受け取るたびに、1回だけコマンドを実行します。
オレンジ色のブロックです。
コマンドブロック画面でレッドストーンの設定を「常にアクティブ」にしても、コマンドの実行は1回だけです。
例:天候を晴れにする
- ブロックの種類:衝撃(インパルス)
- 条件:無条件
- レッドストーン:レッドストーンが必要
- コマンド:/weather clear
「/weather」は天候を設定するコマンドです。
「clear」は晴れを意味します。
チェーン
チェーンコマンドブロックは、みどり色のブロック。チェーンブロックだけでは使えず、衝撃(インパルス)など他のブロックと組み合わせて使います。
チェーンコマンドブロックを指しているコマンドブロックが起動する(実行に失敗してもOK)と、コマンドを実行します。
先に実行するコマンドブロックの前(ブロックの模様がとがっている方)に置きましょう。
例:天候を雨にして、天気が変わらないようにする
1.インパルスブロック
- ブロックの種類:衝撃(インパルス)
- 条件:無条件
- レッドストーン:レッドストーンが必要
- コマンド:/weather rain
「rain」は雨を意味します。
2.チェーンブロック
- ブロックの種類:チェーン
- 条件:無条件
- レッドストーン:常にアクティブ
- コマンド:/gamerule doWeatherCycle false
「/gamerule」はゲームルールを有効または無効にするコマンドで、「doWeatherCycle」は天候のサイクルのルール、「false」は偽(無効)という意味です。
実行結果
- ボタンを押してレッドストーン信号を隣のインパルスブロックに送る。
- レッドストーン信号を受け取りインパルスブロックが起動、天候を雨に変更する。
- 後ろにあるインパルスブロックの起動をきっかけにチェーンブロックも起動、天候が変わらないようにゲームルールを変更する。
反復(リピート)
反復(リピート)コマンドブロックは、紫色のコマンドブロック。
レッドストーン信号を受け取ると、レッドストーン信号がオンの間ずっと、コマンドをくり返し実行します。(1秒間に約20回)
コマンドブロック画面でレッドストーンを「常にアクティブ」にすると、常にコマンドをくり返し実行し続けます。
例:チャットを送信する
- ブロックの種類:反復(リピート)
- 条件:無条件
- レッドストーン:レッドストーンが必要
- コマンド:/say くりかえしコマンドを実行します。
「/say」はすべてのプレイヤーへチャット送信するコマンドです。
コマンドを強制終了させる
コマンドブロックの使い方をまちがえて、ゲームが続けられなくなってしまう場合があります。
たとえば、tpコマンド(テレポートする)をリピートのコマンドブロックに設定し、レバーなどでレッドストーン信号をオンにすると、テレポートし続けてしまい、ゲームが続けられなくなってしまいます。
そんな時はワールド選択画面にもどって、マイクラメニューの設定から「チートの実行」をオフにしましょう。
条件付きコマンドブロック
コマンドブロック画面の条件で「条件付き」を選択すると、
ブロックの模様が変化し「後ろのコマンドブロックのコマンドが実行に成功した場合、コマンドを実行する」という条件が追加されます。
チェーンブロックと似ていますが、チェーンブロックは後ろにあるコマンドブロックのコマンドが起動した時(実行に成功・失敗は関係なし)に実行されます。
対して条件付きは、後ろにあるコマンドブロックのコマンドが実行に成功した場合のみコマンドが実行さます。
例:範囲内のプレイヤーを数える
1.インパルスブロック
- ブロックの種類:衝撃(インパルス)
- 条件:無条件
- レッドストーン:レッドストーンが必要
- コマンド:/testfor @a[r=3]
「/testfor」はプレイヤーやモブをカウントするコマンドです。
「@a」はすべてのプレイヤー、「[r=3]」は半径3ブロック以内を意味しています。
つまり、半径3ブロック以内のプレイヤーを数えるコマンドです。
プレイヤーが半径3マス以内にいる場合はコマンド成功、プレイヤーが半径3マス以内にいない場合はコマンド失敗になります。
2.チェーンブロック(条件付き)
- ブロックの種類:チェーン
- 条件:条件付き
- レッドストーン:常にアクティブ
- コマンド:/say 条件付きが実行された
3.チェーンブロック(無条件)
- ブロックの種類:チェーン
- 条件:無条件
- レッドストーン:常にアクティブ
- レッドストーン:常にアクティブ
実行結果
条件付きブロックの後ろにあるコマンドブロック(1)のコマンドが、実行に成功した場合と失敗した場合で結果がどうなるかみてみましょう。
後ろのコマンドブロックがコマンド実行に成功した場合
- レッドストーン信号を受け取りインパルスブロックが起動、コマンドが実行される。
→プレイヤーが3マス以内にいるのでコマンド成功。 - 後ろにあるブロック(1)の起動をきっかけに条件付きブロックが起動。
後ろにあるブロック(1)のコマンド成功しているので、コマンドが実行される。 - 後ろにあるブロック(2)の 起動をきっかけにチェーンブロックが起動。
コマンドが実行される。
後ろのコマンドブロックがコマンド実行に失敗した場合
- レッドストーン信号を受け取りインパルスブロックが起動、コマンドが実行される。
→プレイヤーが3マス以内にいないのでコマンド失敗。 - 後ろにあるブロック(1)の起動をきっかけに条件付きブロックが起動。
後ろにあるブロック(1)のコマンドが失敗しているので、コマンドが実行されない。
- 後ろにあるブロック(2)の 起動をきっかけにチェーンブロックが起動。
コマンドが実行される。
まとめ
- 信号を受け取ると、1回だけ実行する「衝撃(インパルス)」
- 後ろのコマンドブロックが起動すると、実行する「チェーン」
- 信号がオンの間、くり返し実行する「反復(リピート)」
3種類のコマンドブロックの特徴について紹介しました。
色々な装置が作れそうと思う反面、自由度がかなり高いので、最初は何を作ったらいいのか迷ってしまうと思います。
まずは本やネットなどの作品のマネからはじめて、なれてきたらオリジナルの装置を作ってみましょう。
次回はコマンドに欠かせない座標について解説します。