- 子どもの誕生日やクリスマス、何をあげればいいんだろう…
- スマホで写真を撮りたがるけど、貸すのは壊されそうで不安
- 学校のタブレットで撮るのは重たそう
そんな悩みを解決してくれるのがキッズカメラです。
軽くて丈夫、操作もシンプル。見た目もかわいく、誕生日やクリスマスのプレゼントとしても人気があります。
ただ、いざ探すと「メーカー名が知らないものばかり」「レビューを読んでも違いが分かりにくい」と迷ってしまいがち。
そこで今回は、日本企業が企画販売している人気モデルから、小学生におすすめのキッズカメラを3つ紹介します。
どれも次のような特徴があります。
- 小学生でも直感的に使えるシンプルさ
- 写真も動画も楽しめる多機能
- フィルターやフレームで表現力を育てられる
- ゲーム機能なしorロック機能つき
「子どもにカメラを持たせたいけど、どれを選べばいいか分からない」という方の参考になれば嬉しいです。
キッズカメラのメリット
学習に活用できる
自然や動植物を撮って記録できるので、観察や自由研究にぴったり。
「一緒に調べる」「写真を整理する」といった学習習慣づくりにも役立ちます。
表現力が育つ
「何を撮るか」「どう見せたいか」を考えるうちに表現力が伸びます。
構図を工夫したりテーマを決めたりする経験は、プレゼンや発表力にもつながります。
デジタル表現の第一歩
撮影・加工・動画編集を通して、遊びながらデジタルスキルに触れられます。
インフルエンサーごっこのように遊び感覚で学べるのも魅力。
「スマホ貸して!」がなくなる
スマホを貸す回数が減るので、落とすなどして壊されるリスクが低くなります。
キッズカメラは、ある程度雑に扱っても大丈夫な作りで価格も手ごろ。親の安心感も大きいです。
旅行やお出かけがもっと楽しくなる
子ども目線で撮影することで、大人では気づかない新鮮な写真が残ります。
旅行や日常の思い出を親子で残して、一緒に楽しめます。
キッズカメラの選び方
バッテリーと充電方式
旅行やお出かけには、連続使用時間が長いものがおすすめ。バッテリー容量を忘れずにチェックしましょう。
USB Type-CやmicroUSBなど、充電端子の種類は事前に確認しておくと安心です。
データ転送のしやすさ
撮った写真をパソコンやスマホに簡単に転送できるかも重要です。
カードリーダーや変換アダプタつきなら、別途用意する必要が無くて楽。
ゲーム機能は「なし」がおすすめ
キッズカメラには、ゲーム機能がついているものが多いです。
しかし、小さい画面で長時間遊ぶのは視力や姿勢に不安があります。
撮影に集中できるゲームなしモデルがおすすめ。
迷う場合はロック機能つきモデルを選ぶと安心です。
性能は大きく変わらない
キッズカメラはOEM製品(同じ工場で製造された製品を別ブランド名で販売)が多く、スペックは似ています。
- 800万画素以上
- 前後2つのカメラ
- 動画撮影対応
- SDカード対応
- フィルターやフレーム機能
- 付属品だけで充電や転送まで完結
このあたりはどの機種にもあるのでデザインの好みと価格で選んでOK。
親子で一緒にお気に入りの色やデザインを探すのも楽しいですよ。
おすすめキッズカメラ3選
今回紹介するのは次の3つのカメラです。
どれも日本企業が企画販売しているので、使い方やトラブル対応のサポートも安心です。
比較表
項目 | ミニピク | リトポラ | ピントキッズ |
---|---|---|---|
対象年齢 | 6歳~ | 3歳~ | 6歳~ |
価格 | 5,980円 | 4,980円 | 7,980円 |
サイズ(cm) | 8.2×6.5×4.0 | 8.2×6.5×4.0 | 本体:9.0×7.4×5.3 カバー込:10.0×7.4×5.3 |
重さ | 約69.5g | 約64.5g | 本 体:約 87g カバー込:約155g |
画面サイズ | 2.0インチ | 2.0インチ | 2.4インチ |
画素数 | 約2100万画素 | 約2000万画素 | 非公開 |
ストレージ | microSD 32GB | microSD 32GB | microSD 32GB |
電池容量 | 1000mah | 1000mah | 700mah |
写真サイズ | 2M~50M | 2M~40M | 5M~48M |
動画解像度 | VGA/720P/1080P | VGA/720P/1080P | VGA/720P/1080FHD |
タイマー | ○ | ○ | ○ |
ズーム | 最大8倍 | 最大8倍 | 最大8倍 |
スローモーション | ○ | ○ | × |
タイムラプス | ○ | ○ | × |
オートフォーカス | × | ○ | × |
自動補正 | × | × | ○ |
フィルター | 18種類 | 18種類 | 16種類 |
フレーム | 28種類 | 23種類 | 12種類 |
ゲーム機能 | なし | あり/なし/ ロック付きから選択 |
あり(ロック機能付き) |
音楽再生 | × | ○ | ○ |
保証期間 | 1年間 | 1年間 | 90日 |
ミニピク(MiNiPiC)
ミニピク(MiNiPic)は、迷ったらコレ!一番おすすめのキッズカメラです。
- 柔らかいパステルカラー(全11色)
- 画面はひらがな・カタカナ表示
- 説明書は「大人用」と「子ども用」の2種類
- さらに説明動画つきで迷わず使える
ゲームや音楽再生機能はなく、撮影に集中できるのもポイント。
画面の保護フィルムや子ども用の説明書などの付属品や、アフターサポートも充実しており、安心して長く使えます。
リトポラ(LITTLE POLA)
リトポラ(LITTLE POLA)は、カラーバリエーションに違いがありますが、見た目や性能はミニピクに近いです。
- 全15色の豊富なカラーバリエーション
- 画面はひらがな・カタカナ表示
- ゲームあり/なし/ロック機能つきから選べる
ミニピクとの大きな違いはゲーム機能。
ゲームあり/なしに加え、ロック機能付きの中から選べます。家庭の教育方針に合わせて使えるのが◎。
価格はリトポラの方がMiNiPiCより約1,000円安いものの、付属品はMiNiPiCの方が充実しています。
「コスパも重視したい」「ゲームも欲しい」という人におすすめです。
ピントキッズ(PINT KIDS)
ピントキッズ(PINT KIDS)は、本物のデジカメと同じ工場ラインで作られており、自動補正機能のおかげで子どもでもきれいな写真を撮りやすいのが魅力です。
- デザインは全12種類(迷彩柄やサンリオモデルあり)
- 2.4インチの大画面で見やすい
- 自動補正機能で室内でもきれいに撮れる
- ゲームはロック機能つき
価格はやや高めですが、デザインや機能にこだわりたい人におすすめです。
3つのカメラ徹底比較
価格
キッズカメラの相場は3,000円台〜8,000円台が中心で、プレゼント用としては5,000〜7,000円前後が人気です。
- リトポラ :4,980円
- ミニピク :5,980円
- ピントキッズ:7,980円
ミニピクはリトポラより約1,000円高いですが、保護フィルムや子ども用説明書が付属しており、内容が充実しています。
ピントキッズはやや高めの価格帯で、特にサンリオモデルは9,900円と高額。
デザイン
ミニピクとリトポラは本体の形がほぼ同じですが、カラー展開に違いがあります。
ミニピクはパステルカラー中心で、やさしく柔らかな雰囲気。
リトポラは淡い色からビビッドな色まで幅広く、子どもの好みに合わせて選びやすいのが特徴です。
ピントキッズは全12色に加えて、迷彩柄やサンリオキャラクターモデルもそろっており、デザインの幅がとても広いモデルです。
カバー付きなので他の2つよりひと回り大きく、少し重さはありますが、その分落下などの衝撃に強く安心して使えます。
電池容量
- ミニピク :1000mAh
- リトポラ :1000mAh
- ピントキッズ: 700mAh
1000mAhは700mAhに比べ、単純計算で約1.4倍長く使えます。
ピントキッズは700mAhでも連続使用時間が約3時間とされており、どのモデルも日常使いには十分な電池容量です。
操作性
3つともボタン数が少なく、直感的に操作できます。
基本的な撮影は子どもだけで問題なく行えますが、データ整理やSDカードの取り扱いは保護者がフォローするとよさそう。
ミニピクとリトポラは、画面表示がひらがな・カタカナなので、低学年からでも使いやすいです。
ピントキッズは、2.4インチの大画面で見やすいですが漢字が表示されるため、子どもによっては保護者のサポートが必要になる場面もあります。
データ転送の方法
- ミニピク :PC用・スマホ用のカードリーダーが付属
- リトポラ :PC用カードリーダーとスマホ用アダプターが付属
- ピントキッズ:USBケーブルが付属
カードリーダーは、カメラからSDカードを取り出して差し込みデータを転送します。
ピントキッズはUSBケーブルで直接PCと接続できます。充電も同じケーブルでOK。
ただしスマホに転送したい場合は、PCを経由するか別途カードリーダーが必要になります。
- パソコンに転送 → USB接続で済むピントキッズが楽
- スマホに転送 → ミニピクがスマホ用のカードリーダーだけで転送できる
写真の画質
設定できる写真サイズは以下の通りです。
- ミニピク :2M~50M
- リトポラ :2M~40M
- ピントキッズ:5M~48M
スマホやPCでの閲覧なら3M~5M、プリントするなら8M以上がおすすめです。
それぞれのカメラで撮った写真を並べてみました。
室内で撮影
外で撮影
ミニピクはコントラストが強めで色鮮やか。子どもらしい元気な雰囲気の写真が撮れますが、光の当たり方によっては白飛びすることがあります。
リトポラは、ミニピクよりコントラストが控えめで、落ち着いたトーンの仕上がりに。ただしこちらも光の影響を受けやすく、白飛びが起こることがあります。画角はほかのモデルに比べてやや狭めです。
一方、ピントキッズは自動補正によりコントラストが弱め。ふんわりとやさしい印象の写真を撮ることができます。室内でもきれいに撮れました。
動画のなめらかさ
3つともVGA、720p、1080pの動画撮影に対応しています。
- VGA :データ容量が最小、記録用途向き
- 720p :容量と画質のバランスが良く、SNS動画などに適している
- 1080p:高画質で編集や大画面再生に最適
インスタにそれぞれのカメラで撮った動画(VGA)を投稿してみました。
画質よりも「子どもが撮る楽しさ」を大切に
キッズカメラの写真や動画は、最新のスマホやデジカメほどきれいではありません。
しかし「子どもが自分で撮る楽しさ」を味わうには十分な性能です。思いがけない構図や子ども目線の写真が撮れるのも、大人のカメラにはない魅力。
もし「きれいな写真をしっかり残したい」のであれば、少し予算を上げてエントリーモデルのデジカメや、家にある古いスマホを活用するのも一つの方法です。
ゲーム機能
- ミニピク :ゲームなし
- リトポラ :ゲームあり/なし/ロック機能付きから選べる
- ピントキッズ:ゲームあり(ロック機能付き)
「絶対にゲームをさせたくない」なら、ミニピクかピントキッズのゲームなしモデル。
「遊ばせてもいいけれどコントロールしたい」なら、リトポラかピントキッズのロック機能付きモデルがおすすめです。
番外編:安さ優先ならCIMELRもアリ
CIMELR キッズカメラはアメリカ発の子ども用カメラ専門メーカーです。
モンスターや猫などの遊び心あるケースが付属し、落下対策もされています。
最大の魅力は価格の安さで、通常でも3,000円台、セール時には2,000円台で購入できることもあります。
ゲーム機能は付いていますが、とにかく低価格で試してみたい人におすすめです。
まとめ
小学生におすすめのキッズカメラを紹介しました。
子ども専用カメラがあれば、スマホを貸さずに安心して撮影体験を楽しめます。誕生日やクリスマスのプレゼントにもぴったり。
親子で一緒に思い出をたくさん残してくださいね!
今回紹介したキッズカメラの詳しいレビュー記事