NTTドコモの新規事業創出プログラムから生まれたプログラミングおもちゃembot(エムボット)
付属しているダンボールのロボットでも十分に楽しく遊ぶことができますが、embotコア(電池ボックス)とモーターやLEDライトなどの電子部品だけ使って外装を自由に作ることができるのもembotの魅力です。
今回は、embotを買った時から作りたいと思っていたダンボーに挑戦してみました。
これからembotを使った工作をされる方へ材料の選び方など参考になればと思います。
紹介しているプログラムはembot付属のロボットにも使えますよ!
今回作ったもの「ダンボー」
ダンボーは、あずまきよひこ先生の人気コミック「よつばと!」に登場する、ダンボール製の着ぐるみロボットです。
作品で出てきた回数は少ないですが、フィギュアなど関連グッズの多い人気の高いキャラクターです。
材料
embot以外の材料は、全て100円ショップで揃えました。
- embot
embotコア(電池ボックス)とサーボモーター×2コ、ブザーを使いました。 - 厚紙・ボール紙
embotコアを入れる体とそれを支える足は、重さに耐えられる丈夫な素材がよいです。 - 装飾するもの
厚紙の上にクラフト紙を貼るとダンボールっぽくなります。
色画用紙で好きな色にしても〇、絵具などで色を塗るのもいいですね。
今回は色画用紙を貼って黄色いダンボーにしました。 - マジック
目や口を描きます。 - ハサミ、のり、カッター、定規
外装を考える
頭、体、ウデ、足のパーツに分けて展開図を考えます。
大きさは体にembotコアが入る大きさを基準にしました。
基本的に直方体の組み合わせなので、難易度は低め……のハズ。
体にembotコアのスイッチを出す穴とモーターを出す穴を作ります。
展開図の勉強になりますね。3次元で考えるので空間認識力も鍛えられそう。
厚紙で作る前に、お試しでコピー用紙など安い紙を使って組み立てると失敗が減ると思います。
組み立てる
厚紙を切り出したら組み立てていきます。
組み立てているうちに上手くいかない部分が出てくるので試行錯誤して形にしていきます。
……。
embotコアのスイッチを出す穴を左右逆に空けるという痛恨のミス(難易度低めとは)
仕方がないのでコアを上下逆さまに入れることにしました。
臨機応変に対応することも大切ですよね!(苦しい言い訳)
プログラミングして動かしてみる
組み立て終わったら、専用のアプリでプログラミングして動かしてみます。
メインのプログラム
くり返しが使えるレベル2以上で作ってください。
スタートしたら「function1」のプログラムを2回くり返して実行します。
その後「function2」のプログラムを実行して終了します。
function1のプログラム
1分(60秒)たったら、ピンポンと鳴らします。
function2のプログラム
1分(60秒)たったら、腕を動かしチャイムを鳴らします。
実行してみる
1分たったらピンポンと鳴らすを2回、その後1分たったら、腕を動かしてチャイムを鳴らすプログラムができました。
これで3分お知らせしてくれるダンボーの完成です!
作ってみた感想
プログラミングそっちのけで工作に没頭してしまいました。
しかし、工作自体がパーツに分解したり、組み立てて動かした時にどうなるのか頭の中で考えたりするので、プログラミング的思考も養えるのではないかと感じました。
embotは6,000円前後と手ごろな価格でロボットプログラミングが学べます。
自由度が高く、工作にも応用しやすいのでとてもオススメです。
すみっコぐらしのキャラクターを作って動かせるキットもありますよ!