embot(エムボット)は、NTTドコモの新規事業創出プログラムから生まれたプログラミングおもちゃ。
付属しているダンボールのロボットでも十分に楽しく遊ぶことができますが、embotコア(電池ボックス)とモーターやLEDライトなどの電子部品だけを使って外装を自由に作れるのもembotの魅力です。
今回は、embotを使って首をふる赤べこを作ってみました。
- レベル1になれたのでレベル2に挑戦してみたい。
- くり返し(for)ブロックの使い方を知りたい。
みたいな人にオススメ。
プログラムはめちゃくちゃカンタンです。
今回作ったもの「赤べこ」
2021年はウシ年ということで、赤べこをつくってみました。
赤べこ(あかべこ)は、福島県会津地方の郷土玩具です。
魔除けや疫病除けの縁起物として会津の人々に親しまれてきました。
頭をさわると首がゆらゆらと動く姿がカワイイ♪
外装(赤べこ)を工作
赤べこは下のサイトのペーパークラフトを使わせていただきました。
縁起物「赤べこ」を手軽につくれる型紙を公開(会津若松商工会議所)
200%に拡大するとちょうどいい大きさになりました。
・首とモーターをつなげます。
・体の中にセット。
体は丈夫な厚紙で作ることをおススメします。
モーターの重さでつぶれちゃいます。
首を上下にふるプログラムを作る
レベル1と2のちがい
レベル1でプログラムを作ってから、レベル2の画面を開いてみると、レベル1の画面と全然ちがうのでビックリすると思います。
レベル1ではブロックを上から下へ順番に並べるだけでした。
しかし、レベル2からは機能をファンクション(function)というプログラムのまとまりで管理し、
条件分岐やくり返しを使って制御できるようになります。
フローチャート
レベル2からは最初にフローチャートの画面が表示されます。
「start(はじめ)」と「end(おわり)」の間に「function(ファンクション)」や「if(条件分岐)」「for(くり返し)」を入れてプログラミングします。
プログラムを機能ごとにファンクションというまとまりにすることで、プログラムの大きな流れをつかむことができます。
作ったファンクションブロックは左下のSave Listエリアに保存され、何度も使うことができますよ。
今回は、赤べこの首を上下に10回動かすプログラムを作りました。
最初に1回だけやる処理(function1)を実行した後、首を上下に動かすプログラム(function2)を10回くり返します。
function1のプログラム
「function」ブロックをプログラム編集エリアに出し、ブロックをおして「開く」をおします。
レベル1と同じような画面が表示されるので、上から順番に実行するプログラムを作ることができます。
また、ファンクションは名前を付けることができ、画面の上にあるエリアに名前を入力して変更できます。
後から見てどんなプログラムか分かる名前をつけましょう。
function1と2に名前をつけておけば分かりやすかったですね(反省)
function1には最初に1回だけやる「ロボットの設定」ブロックを入れました。
function2のプログラム
function2は赤べこの首を上下に1回ずつ動かすプログラムです。
くり返し(for)とは
フローチャート画面にある「for」ブロックは、同じ動きを2回以上行いたいときに使います。
ブロックの▲と▼で「くり返しの回数」を変えることができますよ。
くり返し(for)を使わなかったら…
今回と同じ動きのプログラムをレベル1で作った場合、function2のプログラムを10回分ならべることになります。
作っているうちに今何回目か忘れてしまう…
5回目でざせつしました。
もし首をふる回数を1000回にしたくなったら…
首の角度を変えたくなったら…
直すのがとても大変になりますね。
見た目もスッキリして見やすくなりますし、変更もカンタンになります。
実行してみる
実行してみました。
embotで赤べこの首を動かしてみました。
(プログラミングの時間<<<工作の時間)赤べこはこちらのサイトの
ペーパークラフトを参考にしています。https://t.co/jZOx75vGnS#embot #プログラミング #工作 pic.twitter.com/Ymd0MWRLrm— メソ@子ども向けプログラミング教材で遊ぶ人 (@Meso_blog) December 22, 2020
カクーン、カクーン…
まとめ
赤べこの首をふるプログラムでした。
実は、プログラミングをする時間よりも赤べこの工作の方が時間かかってます(笑)
首ふり以外に音楽を流すプログラムを追加しても楽しそうですね。
すみっコぐらしのキャラクターを作って動かせるキットもありますよ!